アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「ザルクール」01_vol02
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新ジャンル「ザルクール」
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- 177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 17:31:30.79 ID:Yfk/7yN80
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保守㌧
女「天つ風 雲の通い路 吹き閉じよ をとめの姿 しばしとどめむ」
男「人の風呂を覗きながらなにをほざくか、覗きも風情か?」
女「いや、偶然だよ。夜風に誘われて外に出たのだが、ちょうどキミの風呂の明かりがついてね」
男「おまえは、俺が彼女でも連れ込んで居たらどうするつもりだよ」
女「さあね? まあ鈍感なキミには彼女なぞ出来ようもないと思うがね」
男「ひでぇなぁ」
女「その鈍さが少しでも改善すれば彼女も出来ると思うのだが?」
男「そうか? その程度で出来るならぜひとも努力したいものだが、流石にそれはないだろう」
女「いやいや、私が保証しよう」
男「はいはい、そうですか」
女「くくっ、だから、もっと思慮深く生きてくれたまえ? ほら、火照った体に夜風が気持ちいいよ」
男「それは、風呂から出たらだな」
女「おっと、コレは失礼」 - 178 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 17:33:15.15 ID:M4MU2zi00
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男「なあ、なんでそんなに酒を飲むんだ?」
女「人は何故酒を飲むのか、か。ふむ、哲学的な問いだね」
男「そんな大それた話じゃなくて、お前個人の理由で良いんだけど」
女「私の理由かい? それも中々に難しいが。そうだな・・・」
男「うん」
女「まず美味い酒があるなら飲まないという話はない。美食と言う奴だね」
男「それはわかる」
女「次に美しいものや趣あるものを感じた時。良いものを味わう時に、酒は最良の友だ」
男「それもまあわかる」
女「あまり好きではないが、辛い時や悲しい時。酒はそれを少しだけ軽くしてくれる」
男「・・・そうだな」
女「最後に、目の前に酒があったら、飲まないと勿体無い。そうだろう?」
男「お前酒が切れないように買い足してるじゃないか」 - 182 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 17:42:33.84 ID:Sw8tcZsL0
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新ジャンルは笑ってなんぼだと思って最近不満なスレが多かったが、笑わなくても良スレってあるんだな
このスレは書き手の腕が良い
特にID:vSuv+WAD0の醸し出し方は秀逸 - 185 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 17:55:19.40 ID:Yfk/7yN80
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男「おお、コレは見事な八重桜」
女「ここは夜になると人が居なくてね。絶好の穴場さ」
男「いにしえの 奈良の都の 八重桜」
女「けふ九重に 匂ひぬるかな だね? 蓑虫がなかなかに多いが、それもまた一興」
男「ひさかたの 光のどけき 春の日に」
女「しず心なく 花も散るらむ。では、私から、我妹子に 恋ひつつあらずは 秋萩の咲きて」
男「え? ……わからん」
女「くくっ、続きはな……おや?」
男「どうした?」
女「見たまえ、杯に桜が綺麗に浮かんだよ。これは、随分と風流だね」
男「おお、って、結局飲むのか」 - 186 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 17:55:53.93 ID:M4MU2zi00
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男「お前ってそんなに酒ばっかり買って、お金なくならないのか?」
女「昔な・・・」
男「ん?」
女「昔読んだ本に書いてあったんだ。トンカツをいつでも食えるくらいになれ。
それが人間、偉過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってところ、なんだそうだ」
男「ふうん」
女「だからね、私はいつでも酒を飲めるなら、貧乏でも偉くなくても良いと思うんだ」
男「まて、それは駄目な考え方だ」
- 187 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 17:59:46.13 ID:kNbAEYAK0
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逆にゲコヒートってどうだろうと思ったけど
どう見ても今の空気に合わなそうだからやめとこう - 188 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:02:29.70 ID:l4yNsdr80
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- 190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:07:42.77 ID:M4MU2zi00
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女「・・・・・・」
男「な、なんだよ。じっと俺の顔を見て」
女「いや、相手の欠点を10個言って、それでも一緒に酒を飲んでくれる。
本当の友というのはそういうものだそうだが・・・」
男「だが?」
女「何、君の欠点を10も探すのは大変だと思ってね」
男「照れること言うなよ。なんも出ねえぞ」
女「救いがたいほど鈍い。君の欠点はそれで十分だからな」
男「それは酷くないか?」
女「・・・酷いのはどっちだろうね」
男「ん? 何か言ったか」
女「いや、なんでもないよ」 - 191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:12:56.23 ID:Yfk/7yN80
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女「いまどき、カラタチの生垣とは、珍しい」
男「白くて綺麗な花だな」
女「カラタチの実で酒が造れるらしい。ぜひとも飲んでみたいものだ」
男「結局酒かよ」
女「花を愛で、肴に一杯の酒。私はそれで十分なのだよ」
男「そうですか」
女「一つ欲を言うなら、そう、カラタチのようになりたいかな」
男「確かに綺麗だよな、この花」
女「ああ、綺麗だ、私達もこうなりたいものさ」 - 192 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:18:16.29 ID:s5zlWDn9O
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>>186美味しんぼか、その話の辺りは好きだな
- 193 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:30:33.14 ID:cUlijfz9O
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男「もしもし……」
男「ああ、お中元が届いたからさ」
男「『わたしの気持ちです』なんて銘柄よく見つけたな」
男「いや、びっくりしたよ……」
男「キスマークのラベルはやり過ぎじゃないか?」
男「酷いなぁ、今度は気付いたよ」
男「ははっ、やけに機嫌がいいな」
男「出会ってから丁度7年だろ? 7年熟成でピンと来たよ」
男「どうした?」
男「泣いてるのか?」
男「もしもし?……もしもし?」 - 194 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:31:40.41 ID:Sw8tcZsL0
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>>191実で酒とか詳しいな
- 195 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:42:31.18 ID:Yfk/7yN80
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男「また、花を肴に飲んでるのか。今日は、椿?」
女「いや、山茶花だ。背が低いだろう?」
男「葉っぱも似てるから解りにくいな」
女「それに、私は寒椿では飲まないよ」
男「なんでだ?」
女「縁担ぎさ、たいした意味はないよ」
男「ふうん、どんな?」
女「む、そうだな。強いて言うなら、寒椿のようになりたくないだけさ」
男「椿と言えば……首切り?」
女「……やはり、キミに風流は難しいようだね」
寒椿、花言葉は「謙譲」
山茶花、花言葉は「困難に打ち勝つ」
>>194
この程度で詳しいとは言えないなw ググれば多分出るだろうしなwww
てか、解りにくかったと思うから、追加
カラタチの花言葉は「思い出」 けれど、花だけなら「相思相愛」 - 196 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 18:51:15.32 ID:Sw8tcZsL0
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>>195
思い付いて使おうと思えるから詳しいんだよw
ところで重箱隅みたいなことで悪いんだが
花言葉の解説やら雑談は改行を多めにとるか、レスを分けてほしかったりする
俺だけかもしれんが、SSと繋がってるとそこまで一気に読んでしまって、雰囲気が混ざってしまう - 198 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:07:48.76 ID:RVtMNy7O0
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女「ふむ、星三つっと」
男「なにやってんだ?」
女「仕事だよ。酒を飲んで記事を書き、その給料で酒を買うのさ」
男「天職だな…」 - 199 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:15:18.31 ID:VAALAX8CO
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「ククッ」に色気を感じる俺がいる
- 200 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:18:17.93 ID:DqvkFm7F0
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- 203 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:20:30.33 ID:BVpfK9T5O
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ククッって 酒のむときの効果音じゃなかったのか…
- 204 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:21:35.40 ID:l4yNsdr80
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- 205 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:22:42.93 ID:/7n2sCvE0
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あー、笑い声だと思ってたが、そういう読み方もありか
- 208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:34:11.58 ID:BY3aMozh0
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きまぐれ 1/2
男「うまいな」
女「ああ」
男「ときに」
女「うん?」
男「俺には好きな女がいるんだ」
女「ほう」
男「そいつがまた酒が好きでね。俺もよく付き合わされるんだ」
女「・・・ほう」
男「おや、顔が赤いぞ。照れているのか?」
女「・・・抜かせ。少々酒がまわっただけだ」 - 209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:35:14.56 ID:BY3aMozh0
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きまぐれ 2/2
女「思うにな」
男「うん?」
女「その女は臆病なんだろう」
男「臆病?」
女「酒の力を借りてすら、男に気持ちを伝えられない・・臆病な女なのさ」
男「ははっ、そうか」
女「笑うな・・・」
男「す、すまん。くくっ・・そ、そうか」
女「笑うなとゆーに。酒の席での戯言だからな? 忘れろよ」
男「ど、努力するとしよう」
女「今夜の酒はうまいな」
男「いつにもまして、格別にね」 - 210 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:39:54.36 ID:WMFZvhCHO
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このスレに恋愛要素は不要
- 211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:43:04.71 ID:q3P0kMSfO
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- 212 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:44:55.71 ID:kNbAEYAK0
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- 213 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:46:43.88 ID:AtIzmHkK0
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なんとなく投下(1/2)
男「今日の肴は…星か?」
女「ああ、梅雨の晴れ間の澄んだ空に惹かれてな」
男「ふむ。見ているのは北斗七星か」
女「ほう、男も星がわかるか」
男「いや、小学校の時にかじった知識程度だ。常識だろ?」
女「それもそうだな。なぁ、柄杓の柄から2番目の星を見てくれ」
男「あぁ、何かあるのか?」
女「あの星は二重星なんだが、男には見えるかな?むかし、アラブの国では兵士の視力検査に使われたらしい」
男「ん?…あ、あぁ…確かに近くに暗い星が見えるな」
女「明るい方がミザール、暗い方がアルコルだ」
男「へぇ」
女「あの星が実際の連星なのか、ただ、重なって見えているのかはまだわかっていないらしい」
男「不思議だな、あんなに近くに見えるのに」
女「いやいや、実際に近いは近いんだ。ただ、引力で引き合っているのか、独立して動いているのかがわかっていない」
男「なるほど。ただ近所にいるだけの他人かもしれないわけだ」
女「そういうことだ。星の世界もなかなかに面白い人間模様をしているな」 - 214 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:48:28.02 ID:6VhOiKIUO
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これ見ると
なんか剣とか研いでいて
最後に酒を吹き付けてニヤっとしてるクールを想像する - 215 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:51:09.29 ID:l4yNsdr80
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- 216 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:51:28.04 ID:Yfk/7yN80
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- 217 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:52:13.85 ID:AtIzmHkK0
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なんとなく投下(1/2)
女「しかもミザールは分光連星と言ってな、2つの星が近づきすぎていて1つの星に見えているそうだ」
男「ややこしくなってきたな」
女「まだまだややこしくなるぞ。ミザールを望遠鏡で見えると近くにもっと暗い星が見える。」
男「まだあるのか」
女「これがミザールの周りを回る伴星、ミザールBだ。こっちも分光連星なんだ」
男「……要するに双子の星が双子の星の周りを回っているわけか」
女「その通りだ。さっきのアルコルと併せて、家族みたいだな」
男「確かにな、いろいろ知識があるというのはいいものだな」
女「そう。ただ酒を飲むのもいいが、折角の酒だ、いろいろと思いを馳せたいものなのだよ」
男(俺もこいつの隣にいるためには精進しなきゃな…) - 220 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 19:58:19.10 ID:80wHErNS0
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なんか男は自分のことを下戸って言ってるけどなんだかんだで意外と酒強そうだな・・
- 222 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 20:02:18.97 ID:l4yNsdr80
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- 224 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 20:05:37.44 ID:Yfk/7yN80
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女「黄金の稲穂を前に一杯飲もうか」
男「お前は、何でも肴にするな」
女「見たまえ、風にあわせて揺れる様は見事なものだろう?」
男「おお、夕焼けと相まってこれはすごい」
女「なんにでも肴にするのではないよ。他の人よりちょっと気がつきやすいだけさ」
男「なるほど、その姿勢は見習いたいな」
女「まあ、キミには到底無理なことだろうけどね?」
男「お前と比べられても困るさ」
女「ほら見たまえ、風流と遠く感じる飛行機すらも、その後引く雲はこうも美しい」
男「コレは見事な飛行機雲だ」
女「こういう情景に気づかぬ現代人はどれほど損をしているか計り知れないな」
男「急いでいないで、足を止めてみるのもいいなぁ」
女「全くだ。自分に言い聞かせたまえ」 - 225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/22(金) 20:09:05.40 ID:kNbAEYAK0
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- 226 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 20:09:36.80 ID:Yfk/7yN80
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- 228 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 20:11:57.27 ID:4ClFfZni0
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男「また飲んでるか・・・しかも朝っぱらから」
女「まだまだだな男、酒は夜飲むより昼間に飲むほうが美味なんだぞ」
男「ったく・・・で今日は何飲んでるんだ?」
女「『魔界への誘い』だ・・・さぁ一緒に飲まないか?」 - 230 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/22(金) 20:29:42.76 ID:kOhMTAA+0
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女「んー・・・いいなぁ 露天風呂で飲む酒も・・・ おーい男ぉそっちはどーだー?」
男「んーいー湯加減だー」
女「そーかー・・・んー月が綺麗だなぁ」
男「そーだなー」
女「沁みるねぇー」
男「そだなー」
女「って男なんか声が近くないか?」(上を見る」
男「・・・・」
女「何故に覗いてるんだ?」
男「酒の肴 目の保養 何時の時代も男は女性の裸体を求めている」
女「節操は?」
男「酔った勢いで」
女「開き直ってるなぁ」
男「そっちいっていい?」
女「いや ダメ」
なんかチガウ - 233 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 20:43:52.10 ID:Yfk/7yN80
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男「半纏似合うなぁ、どこかいくのか?」
女「照れることを言うなよ。ちょっとツマミのスルメが切れそうでね」
男「おい、雪降ってるぞ?」
女「そのようだね。一番乗りで足跡を付けられると思うと、心が弾む」
男「前向きでいいことで」
女「では、ぎしぎしという足音を肴に飲みながらいくかな。ちょうど寒さも忘れられる」
男「大丈夫か? 一緒に行くぞ」
女「おお、それはありがたい。これを二人で飲みながら行こうじゃないか」
男「どぶろくか、雪と同じ色の酒ってこと?」
女「そういうことだ。寒さに身を寄せ合い飲む酒は格別だぞ?」 - 240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:16:28.84 ID:wrjIQAvtO
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- 242 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:22:11.60 ID:kOhMTAA+0
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男「さて、珍しい酒もてにいれたし今日はこっちから飲みに誘おうかね」
女「いい心がけだな」
男「・・・うぉっ 唐突に後ろから現れるなよ・・・」
女「いやー、今日は何処で飲もうかなと考えてたら君を見つけたもんでな」
男「そーなのか」
女「そーだ」
男「何処で飲むかは決まったのか?」
女「たまには部屋で飲まんか?」
男「ほむ・・普通だな」
女「明かりは行灯の灯だけでなんてどうだ?」
男「なにやらよさそうだが・・・するとなぁ・・・」
女「何か問題でも?」
男「いや・・・日本酒の方がいいかと・・・な?微炭酸の羊乳酒なんてものを見つけた」
女「珍しいものを・・まぁそれはそれで味があるさね さて・・・今夜が楽しみだ」
男「まだ13時だぞ?昼休み終わったらせっせと働けよ?」
女「あぁ・・・働いた後の酒は格別だからなぁ」
男「そういうこった」
ホシュも兼ねてるんのは判るが雑談もそっとペース落とそうぜー - 243 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:27:12.11 ID:l4yNsdr80
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http://pict.or.tp/img/8062.jpg
せっかくだから
適当だなぁ
梅酒でも飲もう
- 244 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:28:08.96 ID:Yfk/7yN80
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男「でかっ」
女「私らしいペットだろう?」
男「ニシキヘビ……いや、ウワバミか」
女「その名で呼ぶのが相応しいだろう。なにしろ、私のペットだからな」
男「今日はコイツを肴に一杯ですか」
女「そうしようか。おっと、本当に食べないでくれよ? コレでも可愛いペットなんだ」
男「いや、そんな蛇は食わん」 - 245 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:35:48.57 ID:dSTomYFlO
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女「男、いるかい?……おや?」
男「ん、いらっしゃい」クイッ
女「珍しいね、私より先に君が飲んでいるなんて…何かあったのかい?」
男「いや、ただ今日は飲みたい気分なだけだ」
女「(チラッと男の足元に転がる無数の空瓶を見て)…まぁ誰しも飲みたいときはあるかもしれないが、あまり飲み過ぎは身体に毒だよ?」
男「お前に言われると、逆に説得力を感じてしまうのは何故なんだろうなw」
女「はて、逆とはどういう事なのか、私には分からないな くくっ」
男「分かってて言ってるだろう?意地悪だな、お前はw…一人で飲むのはつまらない、お前もどうだ?」
女「ん、頂こうか。肴がないこともまた場合によっては美味い肴になるものなのだな」
男 女「……」クイッ
男「…ありがとうな、女」
女「ん?何のことかな?くくっ」
男「今日はいつもにまして意地悪だな…」
女「なぁに、いつものお返しだよ」 クイッ
保守代わり お目汚しサマソ
- 246 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:39:51.36 ID:6VhOiKIUO
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酒飲まない俺だけど書いてみるか
女「今日も夜風心地良いな。酒も美味くなる」
男「う~い~」
女「男か? 随分帰ってくるの遅かったな。どうしたんだ?」
男「うるせ~ば~ろ~」
女「だいぶ酔っ払ってるな」
男「お、女~やらせろ~」
女「すまん。今はしなくない気分なんだ」
男「っせえ~さっさとやろ~」
女「………」
男「う~…」
バシャ
男「うわ!何、水ぶっかけてんだよ~!!殺すぞ~!」
女「すまない。悪い酒の匂いを消そうと思ってな」
男「お前、殺す殺す殺す殺すころ………………」
女「何があったんだ? やなことか?」
男「う……ひぐっ……み、みんな嫌いだ…俺ばっかり…押しつけて…意地悪して…ぐすっ…うぅ…」
女「とりあえず私が肩を貸してやる。それに何があったかは何も聞かないよ。だってやなことだったからな」
男「……ありがど……」
女「いいさ、私も嫌な事はたくさんあるからな」
男「…う……ぐー…ぐー…ぐー…」
女「寝たか…。男の寝息を聞きながら酒を飲むのも、一つの一興だな」
- 253 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:53:15.46 ID:/oiLB7IWO
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男「今日は夏祭りだな。行かなくていいのか?」
女「こうして落ち着いて呑んでいるほうが好きなんだ。」
男「そうか。あ~もう夏もお終いだなぁ」
女「そうだな。耳を澄ましてみろ。
ククッ、もう鈴虫が鳴いているな。
今宵は鈴虫の鳴き声と太鼓の音のハーモニーを楽しみつつ呑もうじゃないか。」 - 256 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 21:59:13.00 ID:Yfk/7yN80
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女「見たまえ、もうホトケノザが咲いているぞ」
男「小さい頃蜜吸ったなぁ」
女「風情がないねぇ、まあ、私も小さい頃には吸ったがね」
男「ああ、懐かしいな。もう雪もほとんど残ってないし、もうすぐ春か」
女「そうだね、一年でもっとも酒の美味い季節だ」
男「お前は一年中飲んでるだろう?」
女「そうかもしれない。だが、夜桜に勝る肴は早々あるものではないよ?」
男「一応あるんだろう?」
女「ああ、だがね、ソレは季節とは無縁なのさ」
男「なんだよ?」
女「くくっ、自分で考えたまえ」
男「へいへい」
女「しかし、かきくらしふる白雪の下ぎえに きえて物思ふころにもあるかな とは、よく言ったものだ」 - 258 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:07:22.23 ID:ttz8gxQH0
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男「ウィスキーの長期熟成ってそんなに味が変わるものかなぁ」
女「くくっ、つまり私の秘蔵の40年ものを飲みたい、と」
男「いや、別にそういうつもりではない」
女「まぁ、酒をより深く知るいい機会だ。飲み比べてみろ」
女「『グレンファークラス』40年ものだ」
男「……これは、下手な言葉では表せない旨さだな」
女「同じ『グレンファークラス』だが、これは15年もの」
男「十分旨いんだが、比べてしまうとまだまだ若いというか……」
女「もう1度40年ものを飲んで味を確認するかい?」
男「いや、遠慮しよう。お前ほどの酒豪が、パラフィルムで封緘して
少しずつしか飲まない酒を、立て続けに飲むのは申し訳ない」
女「やれやれ、その観察力と気遣いを別の方面にも向けて欲しいものだな」
男「何か言ったか?」
女「いや、至らないが故の良さと言うものもあるのだ、とね。
そういう訳で15年ものを楽しもう。こっちは遠慮の必要はない」
- 262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:30:23.23 ID:Yfk/7yN80
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女「ふむ、いいなぁ」
男「ちょっとあんた。なんてモノを肴に飲んでるんだ」
女「延寿。無銘だけどね」
男「刀を酒の肴にするな、危ないだろう」
女「いや、一応長巻直しなのだが……男よ、刀は手入れをしなければダメになってしまうのだよ?」
男「お前絶対に手入れとかしてなかっただろう」
女「なに、手入れが終わったら、名刀の波文を肴に飲みたくなったのだよ」
男「じゃあ、危ないから飲みながら刀を振り回すな」
女「こら、わかった。斬れるから離れたまえ。全く、刀の風情も解らないとは、キミには玉が付いていないのかい?」
男「うるせえ、本当に付いてないくせに」 - 263 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:38:01.49 ID:kOhMTAA+0
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備前長船長光と兼光くらいしか知らんが日本刀って風情あるよなー
男「競馬見ながら酒飲んでるとおっさんみたいだぞ?女」
女「それは私も思ったのだが」
男「が?」
女「よく話の中の悪役ってカジノとかで酒をのんでるじゃないか?」
男「まぁな」
女「ああ飲むと美味いのかな?と思ってな」
男「だからといってTVの競馬中継とワンカップって・・・」
女「本物のカジノに出向くほど金がない」
男「確かになぁ・・・」
女「生活費すら酒代に消えていった いや・・・酒がないと生きていけない私には酒代も生活費か・・・」
男「なんか非常にどーでもいいところで格好つけるなよ?」
女「クールだろう?」
男「なんだかなぁ・・・」 - 264 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:39:05.79 ID:avFi8rUl0
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http://pict.or.tp/img/8092.jpg
くく、肴。くく、肴。
- 265 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:44:14.83 ID:kOhMTAA+0
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- 267 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:56:03.83 ID:cUlijfz9O
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女「んっ……あっ……」
ガラガラッ
男「んばんわー」
女「!!」
男「ご、ごめん」
ピシャッ
女「…………見たか?」
男「ごめん…………着替え中だったのか」
女「っ!! そ、そうだ!! まったく君はデリカシーに欠ける男だな」
男「昨日は済まなかったな」
女「いや、無防備なこちらも悪かったさ。 忘れてくれ」
男「お詫びに酒を買って来たぞ」
女「それはいい、飲んで忘れるとしよう」
つ『一人静』
女「うわぁぁぁぁぁぁーーー!!!!」
- 268 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 22:58:07.20 ID:/oiLB7IWO
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>>264 GJ!
男「おっす。今日はやけに部屋が暗いな」
女「行燈しかつけて無いからな。蝋燭の火も風情があっていいだろう?」
男「それはそうと、なんで行燈の上に徳利があるんだ?」
女「行燈燗といってな、
しばらく上に置くと程よく酒が温まるんだ。
温まるのを待つ間に炎の揺らめきを楽しむ事も出来る。」
男「女は何でも楽しめるんだな。幸せだな」
女「ああそうさ、こうして二人で居られるのもな…」
男「ん?なんだって?」
女「///いや良いんだ。
酒も温まって来たことだし、呑もうか。」 - 270 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:03:28.26 ID:Yfk/7yN80
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男「また月見酒か?」
女「む? ああ、強いて言えば、そうだな。新月を肴にね」
男「新月って見えないだろう?」
女「今宵の主役は月じゃないよ。月のない闇夜に映える星々が肴だ」
男「確かに、月がないから星が綺麗だな」
女「だが、見えぬ月に想いを馳せるのもまたいい」
男「どっちだよ」
女「どちらもだよ。こちらに来てみたまえ、ほら、おそらく近年稀に見る大きさのスピカだ」
男「おお、思わず声が出るほど綺麗だな」
女「では、杯に映る闇夜と星明かりに乾杯」
男「乾杯」
女「くくっ、一口でいきたまえ、星を飲み干す勢いでね」 - 274 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:14:10.20 ID:rNzKx8va0
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ピンポーン
男「はいはーい。どちら様?」
女「やあ、男。夜遅くにすまないね。」
男「・・・女。今日は友達と飲み会だったんじゃ?」
女「ああ、もう終わったんだ。」
男「そっか。どうだった?」
女「楽しかったよ。大人数で賑やかに飲むのもいいものだ。
懐かしい友人にも会えたしね。」
男「そりゃよかった。・・・で、飲み足りなくて、うちに寄ったと。」
女「まあ、そんなところだね。」
女「・・・正確には『飲み足りない』ではなくて『物足りない』なんだけど。」
男「なんだそりゃ?何か違うのか?」
女「ふふっ。違うんだよ。」
- 277 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:19:29.84 ID:kOhMTAA+0
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男「なぁ」
女「なんだ?」
男「酒飲むのにわびもさびも風情もあるのか?」
女「雅じゃない質問だな」
男「まぁな・・・だが、酒飲んでくでんくでんに酔っ払ってるおっさんやら何やらみるとなぁ・・・」
女「ふむ・・・例えばだ」
男「ん?」
女「ペットボトルの緑茶飲むのに風情を感じるか?」
男「いや・・・別に・・・」
女「つまりそういうことじゃないかね・・・行為に風情が有るのではなく」
女「私たちが感じようとするところにそれは生まれるんじゃないか? 酒にしても茶にしても同じことだろう」
男「なるほど・・・」
女「私は酒は雅に飲んだほうがおいしいと思うよ」
男「そんなもんかね・・・よし、何か微妙な質問した詫びに酌してやろうじゃないか」
女「いいねぇ・・・んー、今日の肴は君かな」 - 281 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:27:07.30 ID:80wHErNS0
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保守
なんか俺んちの前で飲酒運転者らしき人が警官に捕まってる
乗ったら飲むな、乗るなら飲むな
飲酒運転は絶対にダメだぜ? - 285 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:44:45.16 ID:O5YoSiGVO
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男「ついて来いと言われてついて来たが…なんだここ?ショットバー?」
女「私の叔父の店だ。休みの日は自由に使っていいと言って合い鍵をもらってるのでな。少し血縁に甘えてみた」
男「…いいのかねぇ?まぁ、中々雰囲気のいい店ではあるな」
女「ここなら少しは艶めかしい女性を演出できるかな?と思ってね」
男「ははっ 確かにいつものお前はバーのママってより居酒屋の女将さんって感じだもんな」
女「む?捉え方にもよるが、少し失礼じゃないか?」
男「悪い悪い、そんなつもりじゃなかったんだ。でも俺みたいな輩を入れてもいいのか?」
女「気にするな。気に入った奴なら入れてもいいと言ってもらっている。それに、一人で呑むよりは君と一緒の方がいい」
男「中々嬉しい事言ってくれるね。なら、僕は君の為に呑もう」
女「くくっ そうゆうセリフ、君にはあまり似合わないな」
男「うるせぇな。ちょっとは雰囲気出そうと頑張ってんじゃねぇか。…まぁ、空回りだろうけど」
女「くくっ スマナイ、ありがとう。やはり君となら美味しい酒が呑めそうだ。ここに連れてきた甲斐がある」
男「俺も、お前となら楽しく呑めるよ」
女「……ありがとう///」
…洋酒の方が好きだからそっちに寄ってしまうな… - 286 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:50:21.39 ID:/oiLB7IWO
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- 289 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/22(金) 23:56:24.01 ID:avFi8rUl0
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保守
http://pict.or.tp/img/8107.jpg
- 294 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 00:13:55.45 ID:WoagGahU0
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