アマノジャック@新ジャンル専用

新ジャンル「常連客」01_vol03

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新ジャンル「常連客」
208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと884,280秒 2008/02/01(金) 00:29:11.00 ID:21f1+enLO
男「いらっ・・・」
女「ひぐっ・・・えっぐ・・・の、のれん・・・」
男「お、おう・・・のれん新しくしたんだが・・・そんなに気に入らなかったか?」
女「ひっく・・・お店変わっちゃったかと思ったよぉ」
男「おいおい・・・」

209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 00:41:28.48 ID:4qtj+wvL0
男「さて、と。今日も一日頑張りますかねっと。」

ガラガラ
男「う……ん、いい天気だ。」
女「あ、店員さんおはよ。」
男「やあ、おはよう。今から仕事かい?」
女「うん。あ……それでなんだけど。」
男「ん? なんだい?」
女「夜遅くになるかもしれないけど、食べに来てもいいかな?」
男「なあんだそんなことか。いいよ、お客さんが来るまで店開けておくからさ。」
女「ありがと。」
男「なあに、常連さんの頼みとあっちゃ断れないからね。じゃ、気をつけてな。」
女「うん、じゃあまたあとで。」

211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと883,196秒 2008/02/01(金) 00:42:29.91 ID:iUxK02A1O
ガララララ―
男「…いらっしゃい」
女「んー…これ下さい」
男「………」コクリ

男「……お待ち」コトリ
女「ん、ありがと」

男「………」
女「………」

女「……無口ね」
男「……性分でして」


女「お勘定お願い」
男「……1200円になります」
女「ん」
男「……毎度」

これが、私が常連になる店の、初来店だった


会話が無くても居心地がいい空気ってのを書きたかったんだ……

212 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと883,196秒 2008/02/01(金) 00:43:44.65 ID:L94rrkPfO
女「…あ」
女「日付が変わっちゃったね。もう2月かあ…」
男「…これ、どうぞ」
女「え、私、こんなの頼んで…」
男「…お客さんがこの店に来て、ちょうど1年ですよ」
女「うそ……本当に?いいの?」
男「ええ。これからも、お引き立て下さい」
女「…あはっ、うれしいなあ」

女「でも、何でお刺身盛り?」
男「すみません…。ウチには甘い物が何も無くて」
女「……変なの」
女「でも、ありがとう。すごく、嬉しいです」
男「これからも来て頂けるなら、この位は当然ですよ」

女「…この1年で、変わったかな、私」
男「ええ。笑顔が、とても素敵になりましたよ」
女「…もうっ。上手いんだから」
男「あはは」

女「変わったのかな……私達の距離も」

217 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと880,656秒 2008/02/01(金) 01:23:15.98 ID:4qtj+wvL0
ガラガラ
女「うう、寒い寒い……」
男「いらっしゃい。今日は寒いねえ。」
女「本当、こんな日はやっぱりあれを食べるに限るわ。」
男「……あいよ、いつものね。」

男「おまたせ。」
女「ありがと。いただきます。」
もぐもぐ

男「お客さん、一言言ってもいいかな?」
女「ん? 何?」
男「さっきは寒い日はこれ、と言ってたけど、関係なく頼んでるよね?」
女「店員さん、それは言わない約束だよ。」
男「え、約束? あ~、これは失礼。なにを食べようとお客さんの勝手だったね。」
女(店員さんが作ったものならなんでも……いや、それだと接点がなくなっちゃうし。)

218 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと880,184秒 2008/02/01(金) 01:30:37.86 ID:lMzsqEiJO
>>211
俺の脳内では問題無く補完されたw
>>208
http://imepita.jp/20080201/049230
こうですか><

そろそろ寝るよ
スレ残ってるといいなぁ

p01_218_049230.jpg
222 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと879,524秒 sage 2008/02/01(金) 01:43:39.28 ID:MuiI9a9/0
ガラガラ
男「いらっしゃい」
女「こんばんは,あ~寒かった」
男「最近は冷え込みも厳しくなってきましたからね」
女「ほんとよね~。で今日は何がオススメ?」
男「・・・・・・・・」
男「そうですね,ちょっと時間がかかりますけど後で持ってきてもいいですか?」
女「なになに?新しい創作料理でも作っちゃったとか?」
男「そんなとこですかね」
女「じゃあとりあえずいつもの下さいな」

男「はいはい~いつものね」
女「やっぱりここは落ち着くわね」
男「いつも贔屓にしてもらってありがたい限りです」


223 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと879,745秒 sage 2008/02/01(金) 01:44:04.49 ID:MuiI9a9/0
      ・
      ・
      ・
男「すいませんね,お待たせしました。今日のオススメです」
女「あれ?このお店ワインなんてあったかしら?」
男「今日は特別です。あとこれもどうぞ」
女「え?ケーキ?」
男「お誕生日おめでとうございます」
女「あっそっかあ,今日私の誕生日だったんだ。いつからだろう
  誕生日にケーキを食べなくなったのは」
女「この歳になると毎日仕事ばっかりで自分の誕生日なんて忘れてた。
  昔は誕生日が来るの待ち遠しかったのにな」
男「今日はお代サービスしますよ」
女「やったー!」
男「恋人には祝ってもらわないんですか?」
女「よっ余計なお世話ですっw」
                                 終わり

225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと879,080秒 2008/02/01(金) 01:51:03.21 ID:L94rrkPfO
女「……ねえ」
男「はい」
女「……帰りたくないって言ったら、どうします?」
男「…どうしましょうか」
女「……」
男「……」

女「失敗しちゃったの。仕事で」
女「上司からはこっぴどく叱られるし、部下からは変な目で見られるし」
女「もう…最悪……」

女「……あはは。愚痴っちゃったね、何か。ごめんなさい」
男「…どうぞ、お茶のお代わりです」
男「…自分は、社会に出て働いた事が無いので、何とも言えません。どうすれば元気が出るのかも、分かりません」
男「ただ、料理人は自分の料理に満足出来ない時、黙って考えて、黙って同じ料理を作り続けます」
男「そして、再びお客に出す時に、自分の中で最高の料理を出すんです」
女「……御主人」
男「…次のチャンスまで、しっかり悩んで、しっかり鍛えて、充電をしましょう」
女「……はいっ」

男「落ち着くまで、好きなだけ居て下さい。お茶もまだまだありますので」

女「……ありがとう」
女「…本当に、ありがとう」

226 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと877,913秒 2008/02/01(金) 02:14:07.09 ID:4qtj+wvL0
ガラガラ
男「いらっしゃい。」
女「!! マスクなんかしてどうしたの?」
男「ああ、ちょっと風邪をひいてしまったみたいで。」
女「大丈夫? ちょっとふらふらしてるけど。」
男「大丈夫大丈夫……頑丈だけがとりえ、だ……」
ばたん

女「ちょっと! しっかり!」





男「……ん? お客さん?」
女「やっと起きた。」
男「迷惑かけちまったようだな、すまない。」
女「何を言ってるの。倒れたんだよ、店員さん。」
男「格好悪いな、はは。」
女「とにかくしばらくはお店休みにして安静にしてなさい。」
男「でも、お客さんは……」
女「私はいいの、自分の体を心配してなさい。今、おかゆ作ってきてあげるから。」
男「……」

がしゃん
ぱりん
女「あー! 焦げた!」

男「……大丈夫かなあ。」

233 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと874,573秒 2008/02/01(金) 03:04:00.53 ID:eiszG8OH0
ガラガラ

男「いらっしゃい」
女「う~、いつもの~」
男「はい」
スッ
女「あれ?これ頼んでないけど?」
男「いつもどうり、あなたの体を考えたものですよ。」

234 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと874,394秒 2008/02/01(金) 03:09:36.19 ID:4qtj+wvL0
男「ところで、お客さんは自炊しないのかい?」
女「してたらここにいないでしょ。」
男「あ、そうか……でも覚えておいて損はないと思うんだけどなあ。
  俺でよければ作り方を教えるけど?」
女「え!?(それはもう来るなってこと? いやいや、親切心で言ってくれてるんだろうなあ。)」
男「差し出がましいこと、だったかな。」
女「そんなことない! 教えてもらおうかな。」

男「本当は自炊してるんじゃない? 結構上手にできてると思うよ。」
女「それは店員さんの教え方が上手なんだよ。」
男「いやいや……俺が見習いだった頃はこうもうまくはできなかったよ。
  味もうまいし……お客さん、いい奥さんになりそうだ。」
女「!!!!!」
男「お世辞で言ってるわけじゃないよ? 本当にうまくできてる。」
女(いい奥さん……店員さんに褒められた……)

236 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと873,217秒 2008/02/01(金) 03:30:26.71 ID:4qtj+wvL0
女「ごちそうさま。」
男「あいよ、おそまつさま。」

女「んじゃあ、また来るね。」
男「おう、待ってるよ。」

ガラガラ
女「雪だ……どおりで寒いと思ったら……」
男「本当だ。これは積もるかな?」
女「どうだろう、そんなに多くは降っていないみたい。」
男「ふむ……ちょっと待ってな。」

男「お待たせ。」
女「……それは?」
男「ああ、こいつは秘蔵の日本酒だ。どうだい、雪を見ながら熱燗でも。」
女「でもお店はいいの?」
男「ははは。そこまで野暮じゃないよ。せっかくの雪、見逃すわけにはいかないだろ?
  それに、誰かと飲むのが好きなんだよ。」
女「!! そっか、じゃあ楽しみに待ってる。」
男「ああ。すぐに熱燗と肴を用意するよ。食べた後だから軽めのを、ね。」

237 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと872,573秒 2008/02/01(金) 03:40:51.00 ID:UrcskYiM0
保守ついでに書く

女「私本当にこのお店の雰囲気好きなんです…ちょっと…懐かしくて」
男「…それがですね」
女「?」
男「…いや、まだ借家なんですよ。そろそろ自宅兼店舗を持ちたいなって…」
女「…そっか。じゃあもうすぐこの場所から無くなっちゃうんですね、お店」
男「…いえ」
女「?」
男「こんな店でも好き好んで来てくれる人達がいるんです…
  出来るだけ、近くの物件探しますから!!」
女「良かった。私だって、新店舗になってもいっぱい来ますからね!」


「常連客」ってなんて古めかしい新ジャンル
こういうのでいいの?半分実話

238 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと871,975秒 2008/02/01(金) 03:47:19.88 ID:4qtj+wvL0
>>237
いいんだぜ。
ちゃんと特徴を掴んでいると思う……って、私が言っていいものか。

239 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと872,035秒 sage 2008/02/01(金) 03:49:21.86 ID:W3uLOMD90
>>237
いい雰囲気じゃないか。
新ジャンル「コーヒーはブラック女ver.」を思い出すよ。

240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと870,846秒 2008/02/01(金) 04:07:00.16 ID:4qtj+wvL0
「にゃー」
女「猫? 飼ってたんだ。」
男「違うよ。こいつは野良なんだが、余り物をくれてたら居ついちまってね。」
女「餌付けすれば懐くのは知らなかったの?」
男「知っていたんだけど、いざ実際に対面してみると見過ごしておけなくてさ。」
女「優しいんだね、店員さん。」
男「ははは。それが俺の取り得だからね。それに動物は好きなんだ。」
女(もしかして……私も餌付けされた口なのかも……)

241 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと870,915秒 2008/02/01(金) 04:11:27.55 ID:UrcskYiM0
じゃあもう1個かく

(がやがや…今日も繁盛)
女「ごちそうさま~」
男「あいよっ」
男(…。)

女(てくてく…)
男(たったったったっ)
男「お客さん!!忘れ物!」
女「えっ?私なにか忘れて……えっ…封筒?」
男「その……」
女「?」
男「あ、あの…お店じゃ恥ずかしくて渡せなくて…映画のチケっあwせdrftgyふじこlp」

女(きゅ…きゅきゅきゅ急展開だあwせdrftgy…)


そろそろ急展開があってもいい

244 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと869,414秒 2008/02/01(金) 04:33:05.95 ID:4qtj+wvL0
私も眠い……が、誰かが見てくれているのを信じて投下し続けるぜ。

ガラガラ
女「こんばんはー。」
パンッ

女「!?」
男「おめでとう。お客さんがちょうど1000人目のお客さんだ。」
女「え? え?」
男「記念品として、壷に漬け込んだ梅干を、壷ごとプレゼントだ。」
女「あ、うん。ありがと。」
男「いやあ、遂に1000の大台に乗ったか、感慨深いな、うん。」
女「ずっと数えていたのね。」
男「まあな。いつかやってやろうと思ってね。」
女「ところで、その1000人の内訳聞いてもいい?」
男「えっと……お客さんが、約5割。」
女「……」
男「まあ、うちにとって大お得意様ってわけだね。」
女(そんなに来てたんだ、私……なのにまだ伝えられないなんて……)

245 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと869,414秒 2008/02/01(金) 04:39:17.87 ID:xwxTkKklO
>>241
>>1の次にネ申wktk

246 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと868,232秒 2008/02/01(金) 04:58:09.91 ID:UrcskYiM0
>>245
眠いし、この2人もどかしいから続きは誰かに頼む…
保守

247 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと867,618秒 2008/02/01(金) 05:08:41.78 ID:4qtj+wvL0
私も続きが見たいんだぜ。
>>246の続きが見られるように保守し続ける。

「最近は空前の漬物ブーム。どこの家庭でも漬物を漬ける時代がついに来ました!」

男「……ブームっていつも変なものばっかだなあ。」
女「それは嘘だよ。」
ぱりぱり

男「へえ。何か知ってるのかい?」
女「うん。だって私漬けてないから。」
もぐもぐ

男「……妙に説得力があるな。」
女「素人が作ったってプロには勝てないのはわかってるからね。」
ずずー

男「とはいっても、分量をしっかり量れば誰にでもできるんだよ?」
女「ん~……面倒じゃない?」
ごくごく

女「ごちそうさま。それにここで食べた方が断然おいしいじゃない。」
男「そうかい。」

249 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと866,328秒 2008/02/01(金) 05:28:41.44 ID:UrcskYiM0
いよいよデートの日
待ち合わせはお店の前

(「準 備 中」)
女(わっ…わわっ私のためにお店がお休みに…)
男(がらがらがら)
女「!!」
男「あwせdrf……!!もう来てたんですね」
女「あの…今日お店は…」
男「あ、居酒屋だからいつも夕方から開けるんですよ」

250 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと866,328秒 2008/02/01(金) 05:29:04.11 ID:UrcskYiM0
女(…そういえば昼間に会うのはじめてだあ……)


ごめんおやすみノシ

251 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと864,864秒 2008/02/01(金) 05:53:32.16 ID:4qtj+wvL0
「今日の○○地方は台風の影響により大降りになります。」

男「……こんな天気じゃ誰も来ないだろうな。今日は休みだ。」

バンバン
男「? 何か飛んできたかな。」

バンバン
男「……まさか、な。」

ガラガラ
男「お客さん……」
女「うー、ひどい天気ねえ。」
男「そりゃ台風が来てるから当たり前でしょうが。」
女「いつものが食べたくてね。」
男「はあ……お客さんには負けたよ。とにかくタオル取ってくるから。」

男「はい。あとは……ジャージ、貸してあげるから奥で着替えてきな。
  そのあいだにいつもの作っておくから。」
女「ありがと……」

男「店を始めて台風の日に来るお客さんは初めてだよ。」
女「そう……」
男「そんなにうちの味が好きだったとは、嬉しくて恥ずかしいなあ。」
女(……店員さんのジャージ、大きいなあ。)

252 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと862,910秒 2008/02/01(金) 06:21:56.23 ID:4qtj+wvL0
女「そうそう。近くにおいしい料理屋ができたって聞いたけど知ってる?」
男「ああ、噂には聞いてるよ。」
女「それも、ここと同じような系統の料理を出すんだよ。」
男「へえ……お客さんも行ったのかい?」
女「うん、友達に誘われて一度だけね。でもなあ、なんか違うんだよねえ。」
男「まあ、店それぞれの味があるものさ。」
女「おいしいことは確かなんだけど、やっぱり違うんだ。それに……」
男「それに?」
女「!? な、なんでもない……ごちそうさま。」
男「気になるなあ。そのうち聞かせてよ、料理の参考になるかもしれないし。」
女「う、うん……そのうちね。(いつか……いつかきっと伝えてみせる。)」

253 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと861,210秒 2008/02/01(金) 06:52:15.85 ID:4qtj+wvL0
男「おまたせ。」
女「待ってました。もうこれなしの人生なんて考えられない!」
男「? 何かあったのかい?」
女「ん?」
もぐもぐ

女「あー、今日はちょっと仕事で、ね。」
男「そうかい。俺でよければ愚痴を聞いてあげるよ。」
女「本当? あのね――」

男「ふむ……上司のセクハラ、か。」
女「そう。やられて落ち込む様なタマじゃないんだ、私は。」
男「強がってるようにも見えるんだけどなあ。」
女「!?」
男「あ……ごめん、つい。」
女「そうかもしれない……でも、やっぱりやられっぱなしは悔しいじゃない。」
男「その気持ちわかる。」
女「でしょ? だから一発殴ってやったのよ。」
男「うんうん。それくらいはしかたないな。」
女「そうしたら、謹慎処分を食らっちゃってね……」
男「……わかった、今日は貸切で飲み明かそうじゃないか。」
女「店員さん、話がわかるねえ。」
男「どれくらいの付き合いだと思ってるんだい? それくらいのことはわかるもんさ。」

254 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと860,004秒 2008/02/01(金) 07:06:48.70 ID:iQPGgJzrO
新ジャンルが萌えでなく、癒しに埋め尽くされてるのを初めてたかもw
…朝からあれだけど、酒飲みたくなってくるなぁ…

256 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと859,971秒 2008/02/01(金) 07:08:29.22 ID:4qtj+wvL0
>>254
萌えが書けないのは私の仕様なんだぜ。
困ったものだ……

258 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと858,731秒 sage 2008/02/01(金) 07:29:21.08 ID:MpQR0mNjO
これは…ラーメン屋台と脳内で変換していいのか?

259 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと858,467秒 2008/02/01(金) 07:38:10.89 ID:j+fVU7hk0
>>258
何屋でもおkらしいぜ

260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと858,467秒 2008/02/01(金) 07:40:29.81 ID:W3uLOMD90
>>258
描いたモン勝ちだろ。さあ、妄想を書き殴るんだ。

261 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと857,898秒 2008/02/01(金) 07:42:36.10 ID:4qtj+wvL0
脳内補完って便利だよなあ。


ガラガラ
女「この間借りたジャージ、返しに来たよ。」
男「ああ、捨ててくれてもよかったんだけど。律儀な人だ。」
女「借り物だからねえ。ちゃんと洗濯もしてアイロンもかけておいたから。」
男「かえって気を使わせちまったみたいだな。」
女「ううん。こっちこそ、あんな天気だったのに来てごめん。」
男「と……今日も食べていくかい?」
女「もちろん、いつものね。」
男「あいよ。」
女(紙袋の中の手紙……気づいてくれるかな?)





男「手紙? お客さんも人がいいというか……」
『感謝の気持ちををこめて。 ありがとう。』


女(また告白できなかったけど……やっぱり直接伝えたいから。)

262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと857,836秒 2008/02/01(金) 07:42:47.83 ID:6Fl+7gU+O
>>251
「ジャージ大きい」
これツボだ

266 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと854,294秒 2008/02/01(金) 08:42:17.80 ID:4qtj+wvL0
「にゃー。」
女「ふふ……おいで。」
男「餌、あげてみるかい?」
女「食べてくれるかな。」
男「大丈夫だよ。ある程度人に慣れてきたからさ。」

「?」
くんくん

「にゃー。」
はぐはぐ

女「食べた……」
男「ほらね。」
女「かわいいね。」
男「ああ……」

267 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと854,413秒 2008/02/01(金) 08:44:49.56 ID:lMzsqEiJO
落書き支援
>>251
でかジャージは萌えだろjk
http://imepita.jp/20080201/311120

p01_267_311120.jpg
268 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと854,413秒 2008/02/01(金) 08:45:18.70 ID:lPnfNrb8O
気付けば僕達は






新ジャンルスレの常連になっていた

269 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと853,804秒 2008/02/01(金) 08:51:51.25 ID:4qtj+wvL0
>>267
うお、これは……
自分の作品に絵がつけられたのは初めてだっぜ。ありがとう!

271 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと852,617秒 2008/02/01(金) 09:09:59.83 ID:4qtj+wvL0
よし、そろそろ急展開にしてみるんだぜ。


272 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと852,721秒 2008/02/01(金) 09:10:16.82 ID:4qtj+wvL0
『本日休業』

女「今日は休みか……朝確認しておけばよかったなあ。」

女「あそこで食べるのが習慣になってたから、どこで食べようかな。」

女「あれは店員さん……と、女の人?」


男「まったく、買い物くらい一人で行ってくれよ。」
「いいじゃない。付き合ってくれたって。」
男「わざわざ店を休みにまでさせて……こっちは商売やってるんだぞ。」
「そんなこと言って、実は嬉しいくせに。」
ぐいっ
男「ばっ、そんなわけないだろっ。」


女「そっか……彼女さん、いるんだね。」

女「なんだろう……切ないよ……」

次の日から、女は男の店に行かなくなった。

274 2008/02/01(金) 09:17:29.84 ID:4qtj+wvL0
男「……今日もあのお客さん来なかったな。」

男「これまで毎日のように来てたのに、引っ越したのかな。」

男「……おかげで、今日も材料が余っちまった。」

男「仕入れる量、減らすかな……」


女「なんでだろう……あれほど食べたかったいつものが食べたくなくなってきた。」

女「毎日のように食べてたのにな……」

女「これが、失恋というやつなのかなあ……」

女「引越し……しようかな。でも最後に――」

275 2008/02/01(金) 09:17:45.10 ID:4qtj+wvL0
男「……」

ガラガラ
男「いらっ……しゃい。」
女「……こんばんは。」
男「久し振りだね、お客さん。」
女「……うん。」

男「いつもの、おまたせ。」
女「ありがと……」

男「? 早く食べないと冷めちまうよ。」
女「……あの。」
男「ん?」
女「一つ……質問しても、いい?」
男「どうぞ。」

女「彼女……いるの?」

276 2008/02/01(金) 09:18:03.43 ID:4qtj+wvL0
男「彼女?」
女「このあいだ、女の人と楽しそうに買い物してたから……」

男とその女の人の楽しそうなやりとり、思い出すのは苦しかったが脳裏から消えない。
ここ数日、何度も消そうと努力してみたがどうしても消えてくれなかった。

男「あ、ああ。あいつはだな。」
女「言わなくていい!」
男「お客さん? 聞きたかったんじゃ……」
女「ううん! 聞いたところで結果は同じだから。」
男「俺の知ってるお客さんはそんな人じゃなかったはずだ。」
女「!!!」

女(そっか……私はやられっぱなしは悔しいんだ。
  結果がどうであれ、ここで聞かないのも悔しいんだ。)
女「聞く!」
男「……ふっ、お客さんはそうじゃなきゃな。じゃあ言うよ。あいつは俺の――」


男「妹だよ。」

277 2008/02/01(金) 09:18:20.71 ID:4qtj+wvL0
女「へ?」
男「へ? いや、俺の妹なんだが。まいったなあ、あんなところを見られてたとは。」
女「でも……腕を組んだりして……」
男「そんなとこまで……恥ずかしい妹だよ、まったく。何かとべたべた引っついてくるんだ。」
女「そう……だったんだ……」
男「しかし、なんでそんな質問を? あ、もしかして彼女かと思ったかい?」

女「うん。私……彼女だと思って不安だったんだ。」

女「店員さん、私……私は……」

女「私は、あなたが好きです。」

男「そっか……お客さんは俺のことを……」
女「……返事を、聞かせて?」
男「……すっかり冷めちまった。ちょっと待ってな。」

278 2008/02/01(金) 09:18:35.17 ID:4qtj+wvL0
男「俺の返事は……こうだ。」
ごとっ

女「……?」
男「俺の返事はいつものを食べてくれればわかる。」
女「え……うん。」
もぐもぐ

女「……おいしい。」
男「その笑顔だ。」
女「え?」

279 2008/02/01(金) 09:19:03.21 ID:4qtj+wvL0
男「俺は料理人として、悲しい顔で食べてもらいたくない。
  ……なにより、一人の男として。」

男「俺は……あなたの笑顔が見たい。それが俺の答えだ。」

男「料理を作ることしかできないが、こんな俺でよければ……これからもよろしくな。」
女「うん……うん……ぐすっ。」
男「言ってるそばから……」
女「違うの……これは、嬉し涙なの。」
男「そっか……嬉しさで泣かせる料理、か。」
女「ぐすっ、ふふ……嬉しくておいしかったら涙、出るよ?」
男「ははは。これはいい売りになるな。」
女「でも、私にだけじゃだめかな?」
男「……いや、それでもいいさ。」


長くなかなか実る気配がなかった片思いが今、終わった。
二人を結びつけたのは”いつもの”料理だった。
ひょっとしたら恋愛成就の魔力が込められているのかもしれない。

~fin~

281 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと852,278秒 sage 2008/02/01(金) 09:20:32.63 ID:pEQ+W/jA0
甘すぎてとろけそうだ

282 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと852,229秒 2008/02/01(金) 09:20:44.64 ID:4qtj+wvL0
いまいち中途半端になっちまったかもしれないが、これにて完結。
腑に落ちない点があるかもしれんが、脳内補完を頼む。

288 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと847,507秒 2008/02/01(金) 10:35:58.21 ID:60iDrWE0O
空気読まずに続編書く

ガラガラ…
女「こんばんわー」
男「いらっs…おいおい、その言葉はないだろ」
女「えへへ~だってこっちの方が染み付いちゃって」男「家を持つ身としては、ちょっと寂しいんだぞ?」女「ごめんね、じゃあ言い直す」

「ただいま、あ・な・た」ちゅっ☆

男「お、おう…そろそろお客さんくるから手伝ってくれよ…////」


もう常連客じゃ無いとか苦情は一切受ける

290 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと846,305秒 2008/02/01(金) 10:55:20.55 ID:lMzsqEiJO
いやいや大将専用の常連客だろ、無問題むしろGJ!
…なんか溶けてきたwww

292 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと845,395秒 2008/02/01(金) 11:12:59.30 ID:+XQRZGaQ0
何故かスネークが料理人のコスプレをしてるのでしか脳内再生できない

293 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと845,061秒 age 2008/02/01(金) 11:16:18.55 ID:BXK89GetO

確かにそれくらい渋みのある声だろうな

298 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと844,240秒 2008/02/01(金) 11:33:16.98 ID:rrCNBBc4O
保守ついでに>>211のスタイルを継承して小説風味にしてみるんだぜ?文章破綻してても勘弁してくれよ?


ひゅぅぅぅぅぅ
女 「随分と寒くなってきたわね・・・」
季節は冬。年始も過ぎれば雪も降る一番寒い時期だ。
女 「すこし、小腹が空いたかな?」
タイミングを見計らったかのように、目の前に暖簾のかかった一軒の店。
女 「ちょっと、古風だけど、中々良さげね」

ガラララララ
店主 「・・・・・いらっしゃい」
本当に小さな店だった。十人座れるか否かの位のカウンター席。こじんまりとしたスペースに見合ったこじんまりとした内装。
見たところ悪いところは無いが、店内に客は居なかった。料理を煮込む鍋や熱燗用に沸かした湯の音が静かに店内に響いていた。
女 「(他に誰も居ない・・・・・ハズレだったかな?でもまぁいいや)」
コトッ
店内 「・・・どうぞ・・・サービスです・・・」
置かれた小皿は、漬物とほんの少しの煮込み。
女 「ありがとう」
はむっ、もぐもぐ
女 「・・・・・美味しい」店主 「・・・・ありがとうございます」
客が居ないからと思っていたが、中々どうしてこうも懐かしい様な味がするのだろう。
女 「それじゃ、熱燗に適当に料理お願いできるかしら」
店主 「・・・・畏まりました・・」
無駄口はきかず、ただ淡々と料理を作り、客に出す。そんなスタイルに不思議と彼女は気分を害することは無かった。


299 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと844,548秒 2008/02/01(金) 11:33:51.69 ID:rrCNBBc4O
店主 「・・・お待ちどう」女 「ありがとう」
彼女も無闇やたらに口を聞くことも無かった。
女 「やっぱり美味しいわ」店主 「・・・・・・ありがとうございます」
そんなそんな店主にふと聞いてみた。
女 「無口なのね」
店主は僅かながら顔に笑みを浮かべ、
店主 「・・性分なものですから・・・」
女 「そう・・・・・・・ごちそうさま。お勘定お願い」
店主 「1600円です・・・」女 「ここに置いとくわね」店主 「・・・まいど」
女が戸に手を掛けたときであった。
女 「あ、そうだ。お店、いつから開いてるの?」
店主 「・・・・六時からですよ」
女 「機会があったらまた寄らせてもらうわ」
店主 「どうぞ御贔屓に・・・・・・」

ガラララララ
今度こそ、彼女は店を後にした。
今思えば、これが女が常連になる店との初めての出会いだった。

303 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと842,550秒 age 2008/02/01(金) 11:59:03.68 ID:BXK89GetO
店変えて書いてみた

~ 美容室~
カランカラーン

女「あ、いらっしゃ~い」

男 「こんにちはー」

女「どうゆう感じにする?」

男「じゃ、いつもの感じで」

女「また同じか~!私の腕信用してないの~?」

男「いやっ!そんなことはっ!」
女「あははっ、冗談冗談!!」
男(お、覚えててくれたんだ…)

304 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと841,969秒 美容室 2008/02/01(金) 12:07:51.27 ID:BXK89GetO
男「で、ひろゆきが怒って帰っちゃったんですよ」
女「あはははっ」

ジョキンッ

女「ッッッ!!!!」

男「ど、どうしました?」
女「…ゴメン、お代はいいから、髪型変更するね」
男「??」

カランカラーン
男「これは…



ブチャラティ?



305 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと841,513秒 age 2008/02/01(金) 12:15:29.93 ID:BXK89GetO
やっぱ居酒屋じゃないと癒しにもってけねぇw

308 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと840,749秒 2008/02/01(金) 12:31:56.71 ID:lPnfNrb8O
>>298
小説風にするなら鈎括弧の前の人物名をとらないとな

309 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと840,199秒 2008/02/01(金) 12:40:15.93 ID:rrCNBBc4O
>>308
まぁ、カッコ無しでもOKなように書いてるけど、まぁ、区別しやすいようにと。



310 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと840,084秒 2008/02/01(金) 12:41:52.29 ID:rrCNBBc4O
懲りずにまたもや
ガラララララ
店主 「・・・・・いらっしゃい」
女 「また来ちゃったわ」
店主 「・・・・・どうも」
相変わらずの淡白な受け答え。だがそこにやはり気まずい雰囲気は無い。
女 「この間のモツ煮込み、また作ってよ。クセになりそうだわ」
店主 「・・・・・・・・」
しばし女を見詰めたまま黙る店主。
女 「何?私変な事言ったかしら?」
その言葉に口を開く店主。
店主 「・・・・・女の方では・・珍しいですね」
女 「臓物は食感や臭いにクセがあったりするのにって?生憎私は好き嫌いしないタイプなの。美味しいモノは素直にいただくわ」
店主 「・・・・・そうですか・・・少しお待ちを。すぐ用意しますから・・・」
そう言った店主の顔は、どことなく嬉しそうであった。
コトッ
店主 「・・・・・お待ちどう」
女 「全然喋らないかと思ってたら、そうでもないのね」
店主は肩をすくめて
店主 「・・・・・・ほんの気紛れですよ・・・」

夜のとばりも降りきった頃。今日も居るのは店主と女二人きり。
店主 「・・・・・毎度」
女 「ごちそうさま」
ガラララララ

女 「あのお店、ホント気に入っちゃったわ・・・・・」
ひっそりとした街の中、今日も女は家路につく


311 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと839,522秒 2008/02/01(金) 12:49:11.53 ID:16OSr5nz0
何度きてもここはいいな・・・不思議と癒される
こんな俺も常連といっていいのかな?

312 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと838,784秒 2008/02/01(金) 13:06:30.77 ID:T5tU+FYwO
空気読まず投下

~コンビニ~

男「セブンスター1カートン」

女店員「\3000でございます。ありがとうございました、またお越しくださいませ」

翌日

男「セブンスター1カートン」

女店員「(昨日カートン買ったのにもう?)\3000でございます。ありがとうございました、またお越しくださいませ」

翌日

男「セブンスター1カートン」

女店員「(・・っまた。ちょっといってやろ)タバコ吸うペース早いんですね」

男「えっ?ああ最近イライラすることが多くて、気付いたらどんどん吸っちゃってるんですよね」

女店員「そんなに吸うと体に悪いですよ。ってすいませんなんか偉そうに説教じみたことry」

男「いやいや、いいんですよ。自分でも分かってはいるんです。でも・・あっ後ろ並んじゃったんでまた」

女店員「ありがとうございました。またお越しくださいませ(っか。タバコ吸う人って嫌いだったけどそんなに嫌な人じゃないかも)」

313 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと838,285秒 sage 2008/02/01(金) 13:08:52.33 ID:rrCNBBc4O
>>312
これはこれで・・・



あ り だ な

314 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと838,401秒 2008/02/01(金) 13:09:06.77 ID:4Kup3qH4O
妄想ネタを

ガラガラガラ
男「いらっしゃい」
女「こんばんわ、今晩も冷え込みますねぇ」
男「そうっすねぇここ最近でぐっと冷え込みましたからね、注文はいつもので?」
女「はい、いつものお願い」
男「へい、少々お待ちを」
……ガラガラガラ
男「いらっしゃい」
爺「ふむ邪魔するよ」
女(せっかく二人きりなのに………)
男「お客さん注文は?」
爺「おすすめの煮物を頼む」
男「へい、お酒のほうは?」
爺「酒はいらんお茶を頂こうか」
男「へい少々お待ちを」
男「女さんお待ちどう」
女「どうも、いただきます」
モヒモヒ………
男「お客さんお待ちどう」爺「ふむ」
パクッ
爺「うっ……うぅぅうまぁぁあああいぃいぃいぞぉおおお(味っ子のリアクション)この煮物はまさに(うんちくながいからry)」
男「あっありがとうございます」
女(なんかすごいキャラの人きちゃったよ)

316 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと837,681秒 2008/02/01(金) 13:21:55.79 ID:T5tU+FYwO
コンビニ続きで

翌日

男「セブンスター2つ」

女店員「セブンスター2つ・・・2つ!?」

男「そんな素で驚かなくても」

女店員「申し訳ありません。しかもお客様相手に」

男「いやいいよ。まあ今までカートンで買ってたのに急にバラ買いしたら驚くかぁ」

女店員「そりゃあ・・・でも何かあったんですか?」

男「何もないけどさ、昨日店員さんにあんなこと言われたから少し控えようと思ってね。これを機に禁煙しようかと」

女店員「なんかすいません」

男「いいっていいって。むしろきっかけを作ってくれた店員さんには感謝してんだから。ありがとう。じゃまた」

女店員「こっこちらこそありがとうございましたまたお越しくださいませ!(なんか喜んでもらえた。言ってよかった・・てか最後の笑顔・・///)」


ダメだ文才ないorz

317 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと837,560秒 2008/02/01(金) 13:26:19.61 ID:4Kup3qH4O
>>316
イイヨイイヨー
続きwktk

318 コンビニ 2008/02/01(金) 13:45:24.49 ID:T5tU+FYwO
翌日

男「(あれ?今日はあの店員さんいないのか。まあバイトだろうから毎日は入んないか)これとセブンスター2つ」

DQN店員「あい、セッター2つっすね、合計\720です。袋いいっすか?あぁーしたぁ!」

男「(・・腹立つわぁ。もうこの曜日はこねえ。あの店員もいないしな)」

翌日

女店員「ありがとうございました、またお越しくださいませ(今日はあの人来ないのか。この曜日シフト入れるのやめようかな)」

327 コンビニ 2008/02/01(金) 15:56:54.74 ID:T5tU+FYwO
1週間後
女店員「いらっしゃいませ、あっ」

男「セブンスター・・おっ久しぶり」

女店員「お久しぶりです。おタバコ2つですよね?」

男「いや1つでいい」

女店員「てことは禁煙生活順調なんですね」

男「そーなんだよ。というか君の顔見たら禁煙頑張らなきゃって気になってさ。全くタバコじゃなくて別のものに火ぃつけやがって」

女店員「ふぇ?」

男「いやなんでもない///じゃ\300置いとくよ」

女店員「あ・・ありがとうございまry」


男(オレは何を言ってるんだ//)

女店員(今の何だったんだろ?火ぃつけた?私放火なんかしてないよぉ)

330 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと826,218秒 2008/02/01(金) 16:31:29.50 ID:lMzsqEiJO
コンビニ常連も和むのぅ

331 コンビニ 2008/02/01(金) 16:35:29.94 ID:T5tU+FYwO
2/14

男「これお願いしますっと。あっおにぎりはちょい熱めに温めて下さい」

女店員「はい、あれ?タバコは」

男「いやタバコはいい。昨日からやめてるんだ。今1番辛い時だけどね、我慢だよ」

女店員「でも2週間でやめられたんだからスゴイじゃないですか。これも私のおかげかな・・なんて」

男「ハハハ、でも確かにそうだね。店員さんにはいろいろと感謝してるよ。じゃまた」

女店員「あっ待ってください!これ禁煙達成記念です。」

男「いやなんか悪いな。でもありがとう」

男「ってこれタバコじゃん!だからもう吸わないってry」

女店員「違います!それタバコチョコなんですよ。うちの店に売ってるものなんですけどお客さんにちょうどピッタリかな、なんて///」

男「なるほど。じゃありがたく頂くよ」

女店員「ハイッ!ありがとうございました、またお越しくださいませ!」

男(しかしなんでチョコ?・・あっ今日はバレンタインか)

女店員(よかった、自然な流れで渡せた///私ナイスガッツ グッ)

333 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと825,568秒 2008/02/01(金) 16:40:44.19 ID:rrCNBBc4O
無口系第三弾

あれからそれなりに時間がたった。その間にも女はよくあの店へと足を運び、彼の料理を食した。今や女は、彼の店の『常連客』だった。
ガラガラララ
女 「こんばんわ」
店主 「・・・・いらっしゃい・・・・いつもので?」女 「ええ。お願い」
今まで続いてきた店主の淡白な受け答え。これも二人にとっては『いつもの』やり取りだった。
静かな店内には料理を作る音しか聞こえない。少し寂しいようで、寂しくない時間。何事にも邪魔されないこの空気が女は好きだった。
店主 「・・・・・お待ち」
コトッ
女 「ありがとう・・・・・あら?これは頼んでないけど?」
いつものモツ煮込みの皿の隣には出来立ての煮物の皿が並んでいた。
店主 「・・・・仕込みが終わったんで・・・・・味見してください・・・たまにはお客の意見も採り入れんと」
そう言って後に、「勿論お代は要りませんから」と続けた。

女 「サービス良いのね?」店主 「・・・・・・ほんの気紛れですよ」
女 「いっつもそれね」
これも恒例になったやり取りだ。何かサービスすれば決まっていつも「気紛れですよ」と答えるのだ。
はむっ、はふはふ
女 「ふふ、美味しいわよ。この煮物も。ここは私の好みに会うものばかりで困るわ。食べたくてもお腹に入らないんだもの」
店主 「・・・・それは残念です・・・・」
その時の店主の 何か企む様な笑みに女は気付かなかった。
女 「ごちそうさま」
ガラララララ
店主 「・・・・・・・毎度」




334 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと825,860秒 2008/02/01(金) 16:41:20.42 ID:rrCNBBc4O
後日。
ガラララララ
店主 「・・・・・・いらっしゃい」
女 「いつものでね」
店主 「・・・心得てますよ・・」
何も変わらないいつものやり取り。いや、今日は少しだけ違った。
店主 「・・・・お待ち」
女 「あれ?・・・これって・・・」
そこには仕切りのついた皿に、いつもの煮込みとこの間食べた煮物の二つが盛り付けられていた。
店主 「・・・・・お客さん・・・どれも食べたいって言ってたから・・・・」
店主 「・・・・・半分で仕切ってみました・・・お代はいつものでいいですよ・・・・・・」
女 「え、あ・・・・」
そんな慌てた様な彼女を見て、店主は眉をひそめた。
店主 「・・・・・・・いらんかったですかね」
悲しそうな店主の様子に女はいつものクールな振る舞いには珍しく慌てて答えた。
女 「いやっ、いいのよ。ちょっと・・・驚いたのよ」
そう言った女の顔は酒のせいか赤に染まっていた。
店主の何気無い気遣いに言い様のないときめきを感じたのだった。

女 「(こんな気持ちになったの・・・・初めてかもしれないわ)」

338 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと823,984秒 2008/02/01(金) 17:12:32.10 ID:Pipmkz6EO
このスレが好きなやつは新ジャンル【やる気の無い古本屋の女店主】も好きなはず
2スレ目がパー速にあるから見てみてくれ
まとめもはってあったと思う

339 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと823,234秒 2008/02/01(金) 17:29:05.48 ID:iUxK02A1O
>>338
もちろん常連です

340 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと822,415秒 2008/02/01(金) 17:33:07.06 ID:LShCeBtkO
これ癒されるな

341 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと821,669秒 2008/02/01(金) 17:45:31.83 ID:Io59oFGL0
支援
>279をちょっとイメージ
全体のシチュを描けるほど画力は無いんだぜ
http://www2.uploda.org/uporg1228950.jpg

それにしても、らにやに

p01_341_uporg1228950.jpg
342 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと821,238秒 2008/02/01(金) 17:52:52.32 ID:UJ/XXciRO
>>341
らにやには知ってるぞ,同志よwww

343 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと820,905秒 2008/02/01(金) 17:58:47.44 ID:UJ/XXciRO
ガラガラ
女「店長,いつもn…」
男「ははは,そうなんですよ」
客「まぁ,うまいですこと」
男「あ,お客さんいらっしゃいませ。いつものですね?」
女「…帰る」
男「え?あの…」
ガラガラ,ピシャン!

345 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと820,838秒 2008/02/01(金) 18:05:21.97 ID:UJ/XXciRO
女「…誰だったんだろう,あのお客さん」
女「店長と仲良かったし…美人だったな」


店内
客「ねぇ,店長って彼女とかいるんですか?」
男「まさか,こんな不規則な生活じゃあ彼女なんて出来ませんよ」
客「そっかぁ,いないんだ」
客「よかった」ポツリ
男「え,何か言いました?注文ですか?」
客「はい,さっきの女の人が言ってた,いつもの」
男「かしこまり~」

346 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと820,024秒 2008/02/01(金) 18:12:56.99 ID:4qtj+wvL0
男「お待ちどう。」
「あ、砂糖とミルクはありますか?」
男「ああ、ちょっと待ってな。」

女「お客さん、コーヒーはブラックで飲むもんなんだぜ?」
ずずー

女「!!! あひゅい、したやけどした……」
男「慌てて飲むから……それに、あんたもしばらく砂糖抜きは飲めなかったじゃないか。」
女「……」

書いた後に気づいたがコーヒーはブラック女ver.だな、これじゃ。

347 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと820,035秒 2008/02/01(金) 18:17:17.37 ID:UJ/XXciRO
ガラガラ
女「…いつもの…」
男「はい,いつもので~」
女「モグモグ…」
男「…お客さん最近元気無いですね,何かありました?」
女(!?げ,元気無いの気付いてた!?)
女「べ,別にぃ!何でも無いですよ~」
男「そうですか,こないだから何か…」
女「わ,私は元気です!至って普通です!」
男(…あれ?勘違いだったのかな?)
女「あ,店長さん,いつものデザートもお願いね」
男「はい,喜んで~」

348 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと819,350秒 2008/02/01(金) 18:25:01.25 ID:UJ/XXciRO
ガラガラ
女&客「あ…」
男「いらっしゃいませ~」

女&客「いつもの」
男「かしこまり~」
女(この女も…常連!?)
客(この人,常連みたいね…)
女「店長さん,食後はいつものデザートね」
客「男さん,私も同じ物お願いします」
男「はい,喜んで~」
女(な,名前で呼んでる!?何で?!)
客(デザートまで…かなりの常連ね…)
男(二人とも全然食べないな…)

354 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと818,574秒 sage 2008/02/01(金) 18:40:48.83 ID:STDALyQu0
漫画だったら
数年後、そこには仲睦まじく小料理屋を営む夫婦の姿が・・
てエンドになりそうだ

355 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと818,021秒 2008/02/01(金) 18:47:41.53 ID:lMzsqEiJO
>>354
明日のリミットまでスレが保てば出せるように
既に夫婦絵を描き掛けてるワケだが

358 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと817,580秒 2008/02/01(金) 18:54:04.22 ID:4qtj+wvL0
最終日まで持たせたいと思う私がいる。
あと、亀ですまないが>>341GJなんだぜ!
私の脳内イメージを見事に表してくれた。

359 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと817,091秒 2008/02/01(金) 19:06:12.81 ID:UJ/XXciRO
ザーザー
男「砂嵐!と見せかけて大雨だぞ~」
男「…客来ねーな…」

ガラガラ
男「いらっしゃいませ!」
女「!…ど,どうしたんですか?そんなに大声で」
男「あ,いや,こんな大雨なのにお客さんが来てくれて嬉しくて,つい」
女「あら,たとえ台風が来ても私は毎日(男さんに)逢いに来ますよ!」
男「あはは,お客さんは本当にいつものが好きなんですね~,毎日なんて」
女「…あ,はい…」
男「?あれ?どうしました?」
女「いえ…何でも…」
女(男さん鈍すぎなんじゃぁぁああ!!)

360 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと816,764秒 2008/02/01(金) 19:13:17.04 ID:jPT5uJzu0
その台詞の流れでそう間違いはしねぇだろwwwwwwwww

361 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと816,180秒 sage 2008/02/01(金) 19:19:20.05 ID:UQGiBminO
ちょっと荒っぽい居酒屋店主
雰囲気違ったらゴメンナサイ


女「こんばんは~…(うわ!今日はいっぱい入ってる!)」
店主「へ~ぃ、らっしゃ~ぃ ちょっと待ってな、すぐに席空けさせるから。」
女「い、いや別に…忙しいならまた今度に…」
店主「気にすんな、こいつら全員同級生だから」

客「お!可愛いじゃん!俺の隣空いてるよ~!」
店主「バカやろう!お前の隣なんかに女さんを座らせられるか!」
店主「それにこの娘にゃ特等席ってのがあんだよ!」

女(いつもの席覚えててくれてるんだ///)

客「何だよ~ケチ~」
店主「うるせぇ!女の子に酌してほしけりゃそーゆー店に行け!」
客「ハイハイ 席詰めますよ~」

店主「悪いな、騒がしくて」
女「いや、こっちもゴメンね…無理に空けてもらったみたいで…」
店主「な~に、今日はむさ苦しい顔しか見てねぇんだ。いつもの女さんの顔見れてホッとしてるよ。」
女「そ、そう?あ、ありがと…///」

店主「じゃあ、いつものでいいか?」
女「う、うん。おねがい。」

362 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと816,101秒 2008/02/01(金) 19:25:00.96 ID:xwxTkKklO
特等席萌えた

364 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと815,844秒 2008/02/01(金) 19:26:32.44 ID:UJ/XXciRO
女「…あの常連の人,男さんと付き合ってるのかな?」

常「あの女の人,ちょっと怪しいわね…もっと男さんにアプローチかけないと!」

男「常連さんが二人に増えて嬉しいな,今日来たらコーヒーでもサービスしようかな」

ガラガラ
常「男さんこんばんは」
男「いらっしゃい,お客さん今日は早いn…」
常「ちっちっ…常って呼んで?」
男「えぇ!?あの…」
常「いいから」
男「常…さん」
常「ん~,まぁ,よしとしましょう!今度からは常って呼んでね?じゃあいつもの」

ガラガラ
女(…あ,常連さんだ。相変わらず男さんと仲良さそうだな)


365 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと815,516秒 2008/02/01(金) 19:29:23.05 ID:lMzsqEiJO
>>359>>361
イイ! すげぇほんわかした!!
互いに伝わりそうで伝わらんもどかしさが堪らん…!!

366 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと815,291秒 2008/02/01(金) 19:33:30.28 ID:UJ/XXciRO
常「やだぁ~,男さんったら」
男「常さんだって」

女(…え?名前で呼んでる?)

常「あら,何かなこのコーヒー?」
男「サービスですよ,いつも贔屓して頂いてるので」
常「ありがとう,男さん」

女「…お勘定置いときますね?」
ダダダッ!
男「あ,お客さん,コーヒ」
ガラッピシャ!

367 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと815,037秒 2008/02/01(金) 19:45:15.70 ID:rrCNBBc4O
投下~投下~



ガラララララ
今日もまた店のくぐる一人の女。

女 「こんばんわ」
店主 「・・・・・・いらっしゃい・・・・・いつもので?」
女 「ええ」
半ば儀式化したいつものやり取り。いつもの様に用意する店主。
店主「・・・・・お客さん」女 「え?何?」
いつもとは違って今日は店主から女に声をかけたのだ。珍しい事に女もきょとんとした顔を見せる。
コトッ
そして料理を置きながらの一言
店主 「・・・・明けましておめでとうございます・・・・」
女 「え?ああ、そうね。おめでとう」
そう言って微笑み返す女。そう。あれから季節は一回り。また肌寒い1月がやって来た。
料理に目を向けてみれば『いつもの』煮込み・煮物の二種盛り。それにくっついて、少し遅れた正月料理。豆に鰤の照り焼き、伊達巻。それだけでも豪華だというのに今日は簡単なお造りが添えられていた。
女 「え!?ちょっと、お兄さん!?」
さすがに女もこれには狼狽えた。いくら常連で彼の『気紛れ』でも、今回はサービスの域を超えている。
店主 「・・・・・いいんですよ・・・・・今日は・・・記念日ですから・・・」
女 「え?記念日?」
記念日とは何だろう。特に今日は歴史的なめでたい日でも何でもないというのに。


369 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと814,796秒 2008/02/01(金) 19:46:06.27 ID:rrCNBBc4O
店主 「・・・・お客さん・・・・今日で・・一周年ですよ・・・・」
女 「一周年って・・・・もしかして私が来て・・・?」
それに微笑みながらゆっくりと首を縦に振る店主。
女 「でもこんなに・・・・・さすがに悪いわ・・・」
店主 「・・・・・・いいんですよ・・・・気紛れですから・・・」
いつものセリフを吐き、笑顔を見せる店主の様子に、とうとう女は胸が締め付けられるような思いがした。
女も決して悪い容姿では無い。むしろ美人の部類に入るだろう。だがクールな性格の彼女は今まで一度も誰かと恋仲になったことはないし、同時に心を満たされるような男に出逢うことも無かった。
それがどうだろう。今目の前で静かに佇んでいる店主は自分に安らぎを与えてくれる。彼の気遣いのおかげで涙が出そうになるのをぐっと堪え、僅かながら震えた声で疑問を口にした。
女 「・・よ、よく覚えてたのね。日にちまで」
店主 「その日だけは・・・・自分でも忘れられないんですよ」
女 「え?」
店主 「・・・・・・1月・・・13・・・私の誕生日なんです・・・・」
ちょうど誕生日。おかげで店主の頭に女の記憶が残っていたのだ。
女 「ふふふ。誕生日ね」
いきなり小さく笑い出す女。
女 「それならお兄さんの記念日でもあるじゃないの」
そう言って僅かに身を乗りだし、
女 「ねぇ、せっかくだから一緒に飲みましょうよ」
共に酒を飲めと切り出した。
店主 「・・・・・そういう訳にも・・・」
渋る店主ではあったが、内心嫌そうでも無かった。しかしあくまで彼は店側の人間なのだ。
女 「いいじゃない。もう少しで閉店の時間じゃないかしら?」
時計を見てみれば、確かに閉店も近い。一人で切り盛りしてる分、閉店時間も早い。女からしてみれば、暖簾畳んで相手しなさいということだろう。


370 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと814,796秒 2008/02/01(金) 19:46:38.86 ID:rrCNBBc4O
店主 「・・・・・・・」
そんな彼女の意図に気付いたのか
店主 「・・・・分かりました・・・・今畳んできますよ」
折れた。
手早く暖簾を畳み、奥に戻してきて彼女の隣に座る。勿論、女が文句など言うはずがない。店主の手には、日本酒とグラスがあった。
女 「あら、渋った割りには用意が良いじゃない。もしかして期待してたとか?」
上機嫌の女の言葉に
店主 「・・・・・・・どうでしょうね」
肩をすくめてはぐらかした。
そんな店主の様子に顔を膨らますものの、すぐに笑顔に戻り、
女 「まぁ、いいわ。お兄さんも用意しなさいよ」
店主のグラスに酒を注いでやる。これでは立場が逆だ。
店主 「・・・・・すいません」
それに気が付いたのか苦笑いしながら平謝り。
二人の酒が用意出来たところで、
女 「お兄さんいくつになるの?」
店主 「・・・・・・28です」
女 「あら、私と同じじゃない。知らなかったわ」
驚いた様子を見せた後、
女 「お誕生日おめでとう・・・・それじゃ、乾杯」
カチーン

女の笑顔に、店主は珍しく顔を赤に染めていた。
女 「もしかして、照れてるの?」
店主 「・・・・・・・どうでしょうかね・・・・」


まだまだ寒い冬の夜。しかしこの店は、今日も暖かかった。

372 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと813,502秒 2008/02/01(金) 20:05:14.69 ID:4qtj+wvL0
>>367-370
いいな。
なぜか雪国で変換された。

373 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと813,273秒 2008/02/01(金) 20:10:46.51 ID:UQGiBminO
ちょっと荒っぽい居酒屋店主

女「店主さんって休みの日何してるの?
  ってか、休み有るの?」
店主「一応、第一第三水曜定休日なんだが…」
女「アレ?でもこないだ開いてたよね?」

下っ端「やる事なくて暇だからっつって店開けてんスよw
    休みのはずの俺まで引っ張って…」
店主「ちゃんと給料払ってんだからいいだろうが!」
下っ端「それに、たまに休んだと思ったら新メニュー作ってたりして…店長暇人っスねwww」
店主「今月の給料明細楽しみにしとけ…」

女「ふ~ん…暇なんだ…」
下っ端(お…)
女「じ、じゃあさ、今度…その…///」
店主「ん?」
下っ端(おぉ!)
女「し…新メニューできたら教えてよ」
下っ端(なんじゃそら!!)
店主「おう!期待しといてくれ!いの一番に食わせてやるよ!」
女「ん…楽しみにしてる///(誘えなかった…)」



下っ端(やれやれ、もうちょっとかかりそうっスねぇ~…)

375 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと812,937秒 2008/02/01(金) 20:20:16.15 ID:UJ/XXciRO
男「昨日はあの人来なかったな…」
ガラ
女「あ…いつもn…いや,カルボナーラ」
男「…はい,カルボナーラですね」

女「モグモグ…あの,最近よく見掛ける常連さんって…」
男「え,あ~常さんですね?僕としては常連さんが増えて嬉しいですよ」
女「あ,いや,そうじゃなくて店長さんとはどんな関係なのかなって…」
男「え?常連さんですよ?」
女「いや,だからその,付き合ってたりとか…」
男「えぇ!?そ,そういう関係ではないですよ」
女「え,だって名前で…」
男「そう言うように言われただけですよ」
女「…あの,おかわりに,いつもの下さい!」
男「あ,はい!喜んで~」


387 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと805,859秒 2008/02/01(金) 22:10:50.54 ID:4qtj+wvL0
寒空でぼーっとしてたら
男=店員 女=内気な常連客 という構図が思い浮かんだ。

ガラガラ
男「いらっしゃい。」
女「あ……どうも。」
男「今日もいつものかい?」
女「いえ……はい。」
男「あいよ。」

男「お待たせ。」
女「あ……ありがとうございます。」

もぐもぐ
女(いつものことなんだけど、二人きりは気まずい……)
男「おいしいかい?」
女「!? あ、はい。おいしい……です。」
男「そうかい。作り画意があるってもんだ。
  いやあ、お客さんくらいだよ、うちに来てお酒飲まないのは。」

女(うう……緊張して味もわからないよ……)


あれ?

388 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと806,184秒 2008/02/01(金) 22:11:03.10 ID:Tq3zmDyO0
男「マスター、いつもの」
マ「かしこまりました」

マ「お待たせしました。当店オリジナルカクテル『保守』でございます」


389 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと805,859秒 2008/02/01(金) 22:13:12.53 ID:Tq3zmDyO0
>>387
ナイス常連

394 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと803,949秒 2008/02/01(金) 22:48:49.25 ID:Tq3zmDyO0
男「マスター、保守追加だ……」
マ「飲みすぎだよ、今日はその辺にしておかないと」
男「マスターの口調が違う時って、本気で心配してる時なんだよね。知ってるんだ俺……」
マ「あぁ、もう。グラスも持ててないじゃないか」
男「書き手が来るんだよ……だから、もう一杯保守を……」
マ「……薄めに作ったの一杯だけだよ」


397 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:08:10.75 ID:Tq3zmDyO0
男「……保守、保守」
マ「それは私がやっておくから。君はもう休んだほうがいいよ」
男「マスター……書き手は……書き手は来るよな? 俺の保守、無駄じゃないよな?」
マ「保守してる君が信じなくてどうするんだい?」
男「励ましてくれる時は結構辛口なんだよね、マスターは」
マ「なんだ、まだ元気そうじゃないか」
男「もうちょっと待ってみるさ。ということでもう一杯」
マ「続けて飲みすぎだよ。ノンアルコールカクテルで我慢するんだ」

399 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/02/01(金) 23:20:44.54 ID:gusD6MO+0
女「よ、やってるかい」
男「あぁ女さん、今日は早いですね」
女「ちょっと仕事が楽だったんでね。いつものたのむよ」

保守を。

401 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:29:12.07 ID:04N0ixnx0
何故か携帯から書き込めない・・・?

女「こんばんは~」
下っ端「お、女さんいらっしゃ~ぃ」
女「あれ?店主さんは?」
下っ端「あぁ、店長今みりん切れたんで買い出しにいってるっス」
女「あ…そうなんだ…」

下っ端「…残念そうっスね」
女「あ、いや、別にそんな…///」
下っ端「照れなくてもいいじゃないっスかww俺はもう気付いてるんスからww」
女「!?」

女「えっと…あの…もしかして…店主さんも…?」
下っ端「まさかwあの鈍感バカ店長が気付くわけないじゃないっスかww」
女「そ、そっか(ホッとしたような…残念なような…)」
下っ端「あの鈍感を振り向かせようと思うならもっと積極的にならなきゃ!」
女「でも…きっかけが…さ…」
下っ端(……)

下っ端「あ~…そういえば…」
女「え?」
下っ端「再来週店長誕生日っつってたっけなぁ~」
女「!?」
下っ端「あと、最近寒くて買い出しが辛いとかもいってたなぁ~」

女「…下っ端君…ありがと」
下っ端「何言ってんスか?ただの独り言っスよww」
女「フフッ…」


404 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:31:50.65 ID:zsPdsgtF0
男「らっしゃーい」
女「よー。いいの入った?」
男「もちろんよ、常連さん用に多めにとっといたぜ!」
女「常連ってそんなに多いの?」
男「え、あんただけだよ?」
女「太れっての?」
男「はははははは」
女「はい、笑って誤魔化さない。で、今日は何よ?」


保守というよりかいてみたかったんだぜ

406 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:34:31.90 ID:4qtj+wvL0
>>401
下っ端www
男のひどい言われように不覚にも吹いてしまったw

407 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:42:04.35 ID:4qtj+wvL0
男「いらっしゃい。」
女「……こんばんは。」
男「いつものだね。ちょっと待ってな。」
女「あ……あの!」
男「ん? 今日は別のにするかい?」
女「いえ、その……お酒、ください。」
男「あ、ああ……珍しいね。」
女「今日はそんな気分……なんです。」


女「店員さん、お酒おかわり~。」
男「お客さん、そんなキャラだったっけ?」
女「いいからはやく~、ほらほら店員さんも飲も~。」
男「……しかたない人だ、付き合うよ。」


女「す~す~……」
男「眠っちまったか……まさかお酒飲むと性格が変わる人だったとは。
  まあ、新しい一面が見られてよかったかもしれないなあ。」
女「す~す~……店員さん……もっと……」
男「夢でもまだ飲んでるのか……風邪引くといけないし、毛布をかけてあげるか。」


こんな設定も思い浮かんだんだぜ。
まあなんだ、ちとやり過ぎた。

409 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:49:38.21 ID:Tq3zmDyO0
>>407
そして次の日何も覚えてなくてからかわれると

412 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/01(金) 23:59:35.76 ID:4qtj+wvL0
>>409
ちょっと肉付けしてみるぜ。

ちゅんちゅん

女「う? 朝……?」
男「おはよう、目が覚めたかい。」
女「!? 店員……さん、どうして……?」
男「ああ。夕べは酒を飲んで寝ちまったからねえ。
  叩き起こすのもかわいそうだし、そのまま寝かせておいたんだよ。」
女「……ごめんなさい。」
男「気にすることはないさ。こっちこそ、ありがとうと言わせてもらうよ。」
女「……え?」
男「いやあ、お客さん、酒飲むと性格が変わるんだねえ。知らなかったよ。」
女「あqwせftgb!? いたたた……」
男「二日酔いかい。今味噌汁温めるから待ってな。」
女(あ……う、なんてことを……恥ずかしい……)

413 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/02(土) 00:08:54.77 ID:oNvM+s4Z0
>>412
良い
お客さんじゃなくて女さんの方が常連感が強くなる気がするのは俺だけかな

414 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/02(土) 00:21:24.27 ID:xws0QnZL0
ガラガラ

男「いらっしゃい」
女「いつもの」
男「(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい! だな?」
女「そう。(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい! をちょうだい」
男「わかった。(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!」
女「これよこれ。(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!」
男・女「(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!」




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