アマノジャック@新ジャンル専用

新ジャンル「日陰ごっこ姉妹」01_vol03

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新ジャンル「日陰ごっこ姉妹」
293 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/07(水) 00:47:19.31 ID:1JL9qu5Y0
男 「悪い、ちょっとレジが込んでて…あれ? あいつらどこに?」

姉 「父は蒸発、母は幼くして亡くなり、兄は徴兵されて戦地で行方不明」
妹 「私たちは路頭に迷いながら暮らしていくしかないんですね、お姉さま…」
姉 「でもいいのよ。貴方だけでもいてくれたら十分ですもの」
妹 「お姉さまっ!」
姉 「妹っ!」

  「それは可哀想に」
  「くぅ~、泣かせる話じゃねえかっ!」
  「ちょっと俺口座から全額引き出してくる」

男 「全員健在だっつーに…何故だ、何故目から汗が出るんだっ!?」

296 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/07(水) 00:59:55.48 ID:1JL9qu5Y0
男 「チケットは買えたぞ…あれ? あいつらどこに?」

姉 「父は宇宙の塵と消え、母は幼くして飛び散り、兄は軍に仕官して鬼軍曹」
妹 「私たちは二人きりで仲良く暮らしていくしかないんですね、お姉さま…」
姉 「いいの。この映画を見て少しでも艱難辛苦のトラウマが忘れることができれば」
妹 「お姉さま!」
姉 「妹!」

  「暇つぶしに映画を見に来た私が恥ずかしい…」
  「泣き映画を見る前に泣かされると思わなかったぜ!」
  「ちょっと俺仕官して鬼軍曹と話してくる」

男 「言ってることが滅茶苦茶だ…感動物の映画を見ただけでここまで影響されるかっ!」

298 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/07(水) 01:12:21.57 ID:1JL9qu5Y0
× 男 「言ってることが滅茶苦茶だ…感動物の映画を見ただけでここまで影響されるかっ!」
○ 男 「言ってることが滅茶苦茶だ…戦争物の映画を見ると決めただけでここまで影響されるかっ!」

299 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/07(水) 01:25:00.34 ID:1JL9qu5Y0
男 「ソフトクリーム買ってきたぞ…あれ? あいつらどこに?」

姉 「父は山賊まがいのことをして捕縛、それを知った母は首を括り、兄は復讐の為に旅に出た」
妹 「私たちは互いに協力して生きていくしかないのですね、お姉さま…」
姉 「いいの。たこ焼きの神秘を解明することで一筋の光明を見出せれば」
妹 「お姉さま!」
姉 「妹!」

  「やべ、うちのたこ焼きたこ入ってねえや…吊ってくる」
  「ぐっ…紅しょうがが目に染みたか?」
  「ちょっと俺賞金首狩り狩りしてくる」

男 「無駄銭使っちまったか? だが何故だ、たこ焼きを買わずにいられないっ!」

317 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 08:05:12.50 ID:uYUTUSPqO
さあ、妹元気を出すのです!
        ○ノ
     ○ ノ|
  _| ̄|  <し


     ○ ○ノ
     人 ノ/   たとえ日の当たらぬ小花とて、上を向いて保守しましょう!
     〉 />

     ヽ○ノ ヽ○ノ
      /    /
     ノ)   ノ)

私たち! 日 陰 姉 妹 !


318 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 08:05:20.59 ID:e3YhPyz2O
友「男、さっきから変な視線を感じるんだけど」
男「……」

妹「ああ、この気持ちどうして抑えられることが出来ましょう」
姉「貴女の想いは痛いほど分かるわ、妹。でもそれは許されぬ恋。決して実らず、ただ儚く消えゆくだけの夢なのよ…」
妹「分かっております。されど、自分の気持ちに嘘はつけませぬ。どうかそこをお退きになって!」
姉「いけません、妹っ!」
妹「ああっ!私はこの血を呪います!」
姉「ああ、この悲しき運命!今の私達には黒百合の花が似つかわしい!」

友「なあ、あれってお前の…」
男「あー、あー、きこえないー」

保守

327 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 12:01:05.37 ID:fprBiLZCO
保守ついでに無謀な挑戦


男「ふぁ~…トイレトイレ」

姉「………」

男「姉?まだ起きてるのか…
辞書なんか見て何やってんだ?」

姉「『牡丹の華の如き』…違うな。
妹が『嗚呼お兄様、私の胸に秘めたる淡雪の如きこの想い』だから、
次の私の台詞は雪にかけて…え~っと」

男「…そのエネルギーを勉強に回せよ…」

343 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 18:26:48.11 ID:fP0qyr6P0
ネタはいいのに難しくて書けないってむしろ珍しくね?

346 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 19:13:50.63 ID:X8BKa6AB0
これは・・・・・・並の者が書けるものではないな・・・・・・・

350 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 19:43:20.35 ID:3fEwLVtb0
姉 「妹…妹……私の声が聞こえますか?」
妹 「お姉さま! お姉さまァ! どこですか?!」
姉 「妹や……そこにおりましたか………」
妹 「お姉さま………よくぞご無事で……」
姉 「荒ぶる鼓動に身を任せ、男の後を追いかけた」
妹 「お兄さまの影はすぐ薄れ、かわりに現れるは、この恋を許さぬ、雲霞のごとき群衆の群れ」
姉 「我が情熱を止められるものか! 掻き分け押しのけ、男の背中を慕う」
妹 「されど………からだはか弱き乙女の身、いつしか力果てん……」
姉 「いまや世間は、互いに寄り添う姉妹さえも、裂こうというのか!」
妹 「百合は散りたり! 百合は散りたり!」
二人「ああ無情!」 ひしっ

男 「さすがに満員電車でやるのだけは遠慮してくれ………」


353 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 20:31:46.84 ID:3fEwLVtb0
女 「一緒に買い物にくるのも久しぶりだねぇ」
男 「……そういやそうだったかもな」
女 「あれ? どうしたの、暗いよ?…………あぁ」

妹 「いくら噛み締めども、このハンケチ」
姉 「涙の味が口に広がるのみ」
妹 「想いは幾度も捨てました」
姉 「捨てども止まらぬ、この想い」
妹 「泣いて足下に縋り付けども家の中」
姉 「微笑み浮かべる塀の外」
妹 「外では仮面を身につける………おじさん、キャベツ2玉」
姉 「溢れる涙は仮面を流そう……ちょっといたんでるし、まけてくれるよね?」

八百屋 「あ、ああ……二個で100円でいいかい?」

姉 「ありがとー♪」
妹 「おじさん太っ腹~」

男 「こっちの方、ちらちら見てるよ………」
女 「うぅ……」



362 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 21:57:28.93 ID:SA111ts90
http://218.219.242.231/~kuroneko/imgboard1/img-box/img20080507215533.jpg
男「このまま終わると『あの策略姉妹っぽい』とか回想されるんじゃないでしょうか」
姉妹「・・・!!!」

p01_362_img20080507215533.jpg
366 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 22:07:59.00 ID:3E+uk6CEO
>>362
これはいいwww

367 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 22:09:17.90 ID:3fEwLVtb0
妹 「悲恋の終わりには……何があるのでしょう…」
姉 「悲恋に終わりはあるのでしょうか」
妹 「いいえ、悲恋は終わらない」
姉 「陽の下でさえ悲恋」
妹 「陽の当たらない影では想像をも絶する悲恋」
姉 「…悲恋で終わるには惜しい恋」
妹 「悲恋以外の結末をもっていない恋」
姉 「ああ、このひr…………」

妹 「お姉ちゃんどうしたの?」
姉 「………この字、なんて読むんだっけ?」

370 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 22:29:26.38 ID:CAQjfwxlO
姉「ふふ…ふふふふ…今宵の私はひと味違う」
妹「ああいけません姉上、私達は日陰に生ける者。
  日陰者にはそれ相応の社杷に準じなければなりません」
姉「そんなこと…そんなことには私はもううんざりなのです!
  私は新しく生まれ変ります。さらば我が妹よ」
妹「それならば私も容赦は致しません。全力で姉を止めるのみ
  覚悟」
姉「フルハウスです」
妹「ストレートです」
姉「……」
妹「……」
姉「どっちが強いんだっけ?」
妹「わかんない」

373 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/07(水) 22:48:57.03 ID:3fEwLVtb0
男 「ふぁ……もうこんな時間か」
姉 「お休みになるのですか?」
男 「ああ」
妹 「お一人で……?」
男 「当然だろう。早くそこをどけ」

姉 「いやです……」
妹 「お兄さま………私と……」
姉 「震えながら、しかし、かたい意思をもって、私の妹は男の裾を押さえ、言う」
妹 「…禁じられたことであるのは……判っております……でも…でも!
   ……今宵限りで結構です………お情けを……くださいませ………」

男 「なにをいう……くだらない…」

姉 「それでも、妹の指は、男の裾から離れない、下をうつむき、身を震わせる
   どうか……どうか………。その想いは男の裾に涙模様のしわを寄せるだけ」
妹 「……やはり、許されないのですね………お兄さま……お休みなさいませ…」
姉 「そう言うと、彼女はからだを崩し、少しでも男に近づくために、寝所の扉にもたれて…」
妹 「夜を明かすのであった………終劇」

二人「いろっぽ~~~~~い☆」 ぱちーん
男 「………オレ、もう寝ていいかな…」

姉 「だ~め、次はあたしの番だから」


383 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 00:00:54.35 ID:1EbkO/mi0
妹「始まりの終わり……いち」
姉「終わりの始まり……に」
男「さん」
妹「無限に続く、螺旋階段……よん」
姉「昇っているのか、下っているのか……ご」
男「ろ……く」」

妹「それさえも分からずに私たちは……お兄ちゃんそれダウト!!」
男「これこれ、取り乱すでないぞ妹や」
姉「……これはヒットだな」
男「ちょっとまて、俺あと2枚なんだ」
妹「問答無用でございます」
男「この遊び何時間やってると思ってるんだ……そろそろ終わらせてくれ……」
姉「無限に続くトランプ階段……なな」

男「もうそれいいってば……」




384 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 00:01:14.29 ID:i7Jvv+TH0
姉 「蝋燭一つなく、ネオンに照らされることもない部屋で膝を抱える」
妹 「神様はかくも過酷な運命を強いるのですね」
姉 「本来夜とはこういうものですよ。ほら、月明かりが眩しく見えるでしょう?」
妹 「滲んで見えますお姉さま…」
姉 「さあ、涙をお拭きなさい。希望だけは捨ててはなりません」
妹 「お姉さま!」

パチン

男 「部屋を真っ暗にしてなにやってんだ」
姉 「光が!」
妹 「温かい…これが神の後光なのですね!」
姉 「神は見捨ててなかった!」
男 「はいはい冗談はそこまで」
姉 「ノリが悪い」
妹 「つまらない兄が来た。あっち行こ」

男 「…」

386 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 00:11:34.29 ID:i7Jvv+TH0
姉 「灼熱の密室で息も絶え絶え寄り添う姉妹」
妹 「死神がいまかいまかと狙っているのですね…」
姉 「大丈夫です。この状況も耐え忍べばいつかきっと」
妹 「意識が…薄れていきますお姉さま…」
姉 「気をしっかり持ちなさい! ここで倒れたら思う壺ですよ!」
妹 「お姉さま!」

男 「風呂でサウナごっこはやめろ」

妹 「死神の声が聞こえます…」
姉 「答えてはなりません! 黄泉平坂に連れて行かれますよ!」

男 「程々になー」

妹 「…そろそろ限界なんだけど」
姉 「まだよ。まだ汗の量が足りないわ」
妹 「あーつーいー」

390 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 00:21:22.63 ID:i7Jvv+TH0
姉 「着の身着のままで身も凍えるような風にさらされた姉妹」
妹 「このまま私たちは凍え死ぬのですね…」
姉 「私が…あんなことをしなければこんなことには」
妹 「違います! あの選択は決して間違いではありません!」
姉 「ああ、妹ちゃんごめんなさいっ!」
妹 「お姉さま!」

男 「うっわ寒っ! なんだこの部屋、冷房効き過ぎだろ」

妹 「救助の方が来てくれた夢を見ているのですか…?」
姉 「現実ですよ。寝てはなりません!」

男 「今日が暑いからって冷やし過ぎ」
姉 「寒いから止めて」
妹 「さーむーいー」
男 「自分でやれよ…ったく」

391 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 00:24:53.79 ID:brBKlEMP0
女「ん?…あなたたち」
姉「わ」
妹「わわ」
女「たしか、男の…」
妹「そういうあなたはお兄ちゃんの…」
女「あ、うん。あのね」
姉「いいんですっ!何も言わないで下さいっ!」
女「え?え?」
妹「…わかっています。あなたのことは」
姉「ええ、わかっていますとも…わたしたちよりお兄ちゃんはあなたのことを…」
妹「捨てられるのは辛いけれど、…わたしたちが望むのは」
姉「お兄ちゃんの幸せ………だから、いいんです」
女「二人とも…」
姉「で、でも、お姉ちゃんとか呼んであげないんだからー!!」
妹「べ、別に、かんちがいしないでよねー!!」
女「………」


きねんかきこ

392 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 00:31:36.29 ID:i7Jvv+TH0
姉 「何一つ口にできず空腹で動けない可憐な姉妹」
妹 「誰にも発見されないこの状況が現代社会なのですね…」
姉 「嘆いてはなりません。嘆いたところで変わりはしないのですから」
妹 「目が霞んできました…」
姉 「何もできない愚かな姉を許してちょうだい」
妹 「お姉さま!」

男 「ただいまー…ってうおっ!」

姉 「天の助けが!」
妹 「神は見捨ててなかった!」

男 「飯食ってないのか?」
姉 「ご飯はまだ?」
妹 「お腹空いたー」
男 「材料があるんだから自分で作れよ…」

394 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 00:41:46.04 ID:i7Jvv+TH0
姉 「見知らぬ人もいない人ごみの中に放り出された薄幸の姉妹」
妹 「都会の冷たさはこうも私たちを苛むのですね…」
姉 「ならば二人手を取り抗おうではありませんか!」
妹 「ですが…有象無象であっても大群、小娘二人が対抗できるのでしょうか」
姉 「協力すればきっと大丈夫。なんだってできるはずです」
妹 「お姉さま!」

「迷子のご案内をします。○○からお越しの―」

男 「なにやってんだよ」
姉 「それはこっちのセリフよ」
妹 「はぐれるなんて情けない兄」
男 「お前らがはぐれたんだろうが…」

395 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 00:44:38.47 ID:/g+stDcRO
姉『あーあ。溶けちゃった』

妹『あいすくりーむ…』

姉『暑いとすぐ溶けちゃうのよ。涼しいところで食べないと』

妹『あついととけちゃうの?』

姉『うん』

妹『おにいちゃんも?』

姉『うん』

妹『…………!!』



兄「ぼーっとするなら日向に行きなさい。ほら、お兄ちゃんも一緒にいくから」

ギュウ

妹「だめ」

兄「…おい姉。お前ホント妹になに言った」

妹「おにいちゃんとけちゃだめ」

396 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 00:51:23.94 ID:/g+stDcRO
妹「おっきいびるだねー」

姉「妹! ダメッ!」

妹「うわー」

姉「危ない所だったわ……。いい? あのビルに入った人はみんな溶けちゃうのよ?」

妹「……!!」

姉「だから絶対入っちゃだめ。わかった?」

妹 コクコク

姉「あ、お兄ちゃんがビルの中に」

妹「だめー!」ガシ

兄「おわっ! なんだ妹!?」

妹「おにいちゃ、とけ、とけちゃ、やだ」

兄「またお前かバカ姉!?」


・サンシャインビル

397 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 00:51:35.33 ID:i7Jvv+TH0
姉 「コンクリートジャングルに投げ捨てられた不幸な姉妹」
妹 「地熱と周囲の熱気が私たちを衰弱させていくのですね…」
姉 「涼しい場所もなく、こうやって休憩していると悪魔の囁きが」
妹 「なにか、なにか逆境を覆す方法はないのでしょうか」
姉 「人は一人では生きていけません。頼るしかないでしょう」
妹 「お姉さま!」

「迷子のご案内をします。○○からお越しの―」

男 「またかよ!」
姉 「それはこっちのセリフだって言ってるでしょ」
妹 「学習しない兄ね」
男 「…」

401 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 00:54:50.21 ID:QkjRXc120
姉 「夢見た恋は背徳の、香りは高く、また甘美」
妹 「うつつの愛は空高く、心を舞い上げ、されど留める」
姉 「ねぇ……私の妹、この愛は許されるのかしら………」
妹 「いけません、お姉さま…望みは、後の心をいたぶります」
姉 「妹や………お前も…」

妹 「耐えに耐えたこの情念、淵から溢れて、滝となる」
姉 「堪えきれずに、燃え上がり、留める鎖も蕩けさす」
妹 「お姉さま! もう耐えられません、もう……」
姉 「可愛い妹や……力尽きるそのとき迄は我慢なさい、さあ私の胸へおいで」
妹 「でも…お姉さまも、お兄さまのことが………」
姉 「言うな……」

妹 「報われぬ、恋の果ては、未だ見えず」
姉 「死が二人を分かつまで、と」
妹 「心の奥にひっそりと刻み……」
姉 「墓場の奥にぞ、持ち込みましょう」

姉 「聞いてください、恋に咽びし、姉妹の叫び」
妹 「聞いてください、霞み姉妹……ああ、私達、日陰の姉妹」

二人「「これにて、終劇と相成ります」」 一礼

404 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 00:56:51.70 ID:WWCb3f+s0
さあ、妹元気を出すのです!
        ○ノ
     ○ ノ|
  _| ̄|  <し


     ○ ○ノ
     人 ノ/   たとえ千迄行かずとも、胸を張って生きるのです!
     〉 />

     ヽ○ノ ヽ○ノ
      /    /
     ノ)   ノ)

私たち! 日 陰 姉 妹 !

皆さん乙でした

408 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 01:01:34.31 ID:i7Jvv+TH0
姉 「素知らぬ監視者によって眠ることも許されない」
妹 「睡魔が枕をポムポムして待ち構えているのですね…」
姉 「人間の三大欲求の一つなのに許可されないとは」
妹 「監視者は悪魔ですねお姉さま」
姉 「こうしている間にも時間は刻一刻と過ぎ去って行きます。有効活用しなければ」
妹 「お姉さま!」

男 「手が止まってるぞー」

姉 「手を止めることも許されない…」
妹 「監視者は鬼畜生ですねお姉さま」

男 「お前らは…」
姉 「睡魔にはどうしても勝てないの」
妹 「ねーむーいー」
男 「わかったわかった。お疲れさん」

410 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:03:43.04 ID:/g+stDcRO
妹「ひかげ」

妹「……」


妹「さんにんでいれば、あったかいね」

413 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:04:38.42 ID:WWCb3f+s0
さあ、妹元気を出すのです!
        ○ノ
     ○ ノ|
  _| ̄|  <し


     ○ ○ノ
     人 ノ/   たとえ日の当たらぬ小花とて、最後を飾るのです!
     〉 />

     ヽ○ノ ヽ○ノ
      /    /
     ノ)   ノ)

私たち! 日 陰 姉 妹 !


それでは皆さんさようなら

421 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 01:07:18.26 ID:i7Jvv+TH0
皆々様に日陰のご加護があらんことを

427 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:09:19.81 ID:QkjRXc120
書いてて時々「ごっこ」を忘れてたのは秘密

428 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:10:03.08 ID:brBKlEMP0
ほんとは書きたくてうずうずしてたのも秘密

429 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:10:51.28 ID:/g+stDcRO
ごっことぼっこ素で間違えてた……

431 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:11:11.50 ID:WWCb3f+s0
      へ○ヘ
        l∧ \○
       /     l>
           <\
      策 略 姉 妹 !!


     ヽ○ノ ヽ○ノ
      /    /
     ノ)   ノ)

私たち! 日 陰 姉 妹 !


最後に夢のコラボ

432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/05/08(木) 01:11:14.33 ID:i7Jvv+TH0
日陰者も…一概に悪いとは言い切れないもんなんだぜ?

437 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/08(木) 01:12:43.31 ID:/1xgK1Ly0
もう二度と触れ合えなくても
ねぇ 信じて 消えはしないの



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