アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「ザルクール」01_vol03
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新ジャンル「ザルクール」
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- 292 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 00:13:04.82 ID:gjlNXt7h0
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男「お、その酒、まだ残ってたのか。」
女「ん、高い酒らしいから、一気に飲んだらもったいないと思ってね。」
男「スコッチを少っちずつ・・・」
女「・・・(ジロリ)」
うるせーな、腹筋終わったから保酒ってんだよ、文句あるか!
- 296 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/23(土) 00:21:16.11 ID:v5v0jnxO0
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男「ん、ほれ土産だ」
女「どうしたんだ?こんな立派な西瓜を」
男「いや、今日うちの近所の八百屋に置いてあってな。なんだかお前と食いたくなってな」
女「そうかそうか、これはいい肴だ」
男「・・・・・・西瓜食うのに酒飲むのか?西瓜は西瓜だけで食わないか?」
女「それが意外と合うのだよ。それに西瓜の漬物は格別の肴の一つだよ」
男「まぁ、お前の酒道楽は止めても無駄だろうけどな。俺が買ってきた西瓜だ、たまには俺の言う通りにしてくれ」
女「では、酒は西瓜を食べてから、か。・・・・くくっ、今日は極上の肴がいくつも揃っているな」
・・・・・・・・西瓜で酒か・・・・試したことある人いる? - 297 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 00:21:35.46 ID:04srkArm0
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さて全部で20も投下してないのにもうかける気がしない・・・
難しすぎるだろ常識的に(ry
保守 オヤスミャ - 301 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 00:26:45.36 ID:HrT11dMoO
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>>102の作り直し
女「今宵は満月か・・・」
女「月と二人でのむ酒・・・ククッ、悪くはないな」
ピンポーン
男「おいす。もう呑んでるのか。」
女「先客が居るがどうぞ入りたまえ」
男「…?だれも居ないじゃん?」
女「ククッ、まぁいいさこっちに来て3人で呑もう」
- 304 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 00:37:07.68 ID:/zKrs/xf0
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女「鹿の乾肉が手に入ったぞ」
男「ほぉ、紅葉か。コレが今日の肴か?」
女「いやいや、コレは単なる演出だよ」
男「?」
女「来た前、ああ、コレを忘れずにね?」
男「碁盤を持っていくのか?」
女「一局しながら乾肉と桑、そして満天の星空を肴に一杯飲もうじゃないか、もちろん南北に陣取ってね」
男「捜神記の北極老人と南極老人か」
女「ああ、もしかしたら寿命を延ばすように頼まれるかもしれないじゃないか」
男「それも風情か?」
女「まあね、面白そうだろう」 - 310 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:00:58.43 ID:HrT11dMoO
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こうゆう落ち着いた人と飲みたい保守
- 313 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/23(土) 01:05:17.94 ID:P5/uj9Ln0
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保守代わりに。
女「少し、わがままをいってもいいか?」
男「俺に叶えられることならな」
女「そうか・・・じゃあ、背中を貸してくれ」
男「背中?」
女「あぁ、お互いに寄りかかって飲みたいんだ」
男「そんなことでいいならお安い御用だけど・・・なぜ?」
女「理由は・・・聞くな」
・・・・・・・・・・・・ピトッ
男「美味いな、酒・・・」
女「あぁ・・・」 - 314 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:06:02.02 ID:/zKrs/xf0
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女「こんなものを持ってきたよ」
男「ダーツ?」
女「ああ、今日はカクテルを飲みながらダーツと興じようじゃないか」
男「手に持ってるのはウォッカじゃねーか、そんなもの飲めねぇよ」
女「なに、これは私のマティーニ用だよ。第一ウォッカベースでも弱い酒だってあるさ」
男「は?」
女「バックファイアーだよ。こうやって作る」
男「ライター? おお、ウォッカに火をつけるのか、すげぇ」
女「見た目は良いだろう? さて、酔う前に、一投しておこう……おっとブルズアイ。これは幸先がいい」
男「お前、勝てるわけないだろう」 - 315 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:13:26.33 ID:isq80m6w0
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女つええwwwww
- 316 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:21:31.58 ID:/zKrs/xf0
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>>314後日談
女「勝利の美酒というのは、予想以上に乙なものだね。病み付きになりそうだ」
男「なんでコイツ途中からウォッカそのまま飲んでるのに、こんな綺麗に投げるんだよ」
女「キミが下戸で弱い酒に酔うからいけないのだよ」
男「いや、お前の肝機能が異常なんだ」 - 317 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:30:17.06 ID:/gkFvItz0
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- 319 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:33:03.37 ID:iljCyDgP0
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- 320 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/23(土) 01:35:15.55 ID:RG6eqUHU0
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♪酒が飲める酒が飲める
酒が飲めるぞ 酒が飲める 飲めるぞ 酒が飲めるぞ
1月は正月で酒が飲めぞ
2月は豆まきで酒が飲めるぞ
3月はひな祭りで酒が飲めるぞ
4月は花見で酒が飲めるぞ
5月は子供の日で酒が飲めるぞ
6月は田植えで酒が飲めるぞ
7月は七夕で酒が飲めるぞ
8月は暑いから酒が飲めるぞ
9月は台風で酒が飲めるぞ
10月は運動会で酒がめるぞ
11月は何でもないけど酒が飲めるぞ
12月はドサクサで酒が飲めるぞ
ネタを置いてゆこう - 321 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:37:18.02 ID:HrT11dMoO
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寝れないから一発
男「今日は遠くまで来たな。何を見る為にきたんだ?」
女「あの建物を見るためだ。風情があっていいじゃないか」
男「単にでかい廃墟なだけじゃん」
女「分かってないなぁ。滅び行くものの中にも風情があるということを」
女「今日の肴はあれだ」
http://imepita.jp/20070623/052680
- 322 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:38:49.23 ID:gjlNXt7h0
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- 324 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:40:33.76 ID:iljCyDgP0
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- 325 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:43:48.36 ID:HrT11dMoO
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>>324
志免炭坑
http://www.google.com/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Framopcommand%2Fpage060.html&hl=ja&mrestrict=xhtmlchtml&inlang=ja&client=ms-kddi-jp&q=%E5%BF%97%E5%85%8D%E7%82%AD%E5%9D%91
- 326 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:48:17.63 ID:/zKrs/xf0
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>>320
じゃあ俺、全部書いたら寝るわ
女「さて、もうすぐ年明けだよ」
男「お前は、年を酒を飲みつつ迎える気か?」
女「迎え酒と言うだろう?」
男「ソレは二日酔いだ。だが、お前らしいな」
女「なるほど私らしいか、では、年越し蕎麦と除夜の鐘を肴に一杯どうだい?」
男「いいなそれ、てか、初詣には行かないのか?」
女「なに、家でTVを見つつ酒を呷る方が、私らしいだろう?」
男「それもそうだ」
女「それに肴を一人で独占できるのは嬉しい限りだよ」
男「ん? なんのことだ?」
女「キミの苦手な風流の話さ」 - 327 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:48:32.50 ID:IHYvwS290
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- 328 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:49:06.01 ID:iljCyDgP0
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- 329 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:50:15.78 ID:ZwM1XB3i0
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女「やあ、きたか」
男「・・・よう」
女「どうかな、似合っているかな?」
男「いや、すげえ似合ってるけどさ・・・なんで巫女服なんだ?」
女「神社で巫女のバイトだからね、仕方ないさ」
男「何で急に・・・バイト代が高いのか? 」
女「いや。お金はもらっていないよ」
男「まさか無料奉仕? 世の中、悪い人が良い事しちゃいけないんだぞ」
女「・・・失礼だな、君は。これだよ、これ」
男「酒? ああ───お神酒か!」
女「ふふ。バイト代がわりに少々、ね」
男「安心した。なに無料奉仕なんて酔狂な真似してんだコイツ・・・とか思っちゃったよ」
女「・・・重ね重ね失礼だな、君は。まあいい、バイトも終わったし帰るとしよう」
男「そのかっこで帰るのか?」
女「ああ。巫女服もバイト代に含まれているしね。それに・・・」
男「それに?」
女「酒の肴になるかと思って───君にとっての、ね」 - 330 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:53:45.07 ID:HrT11dMoO
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- 332 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 01:59:21.44 ID:iljCyDgP0
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- 333 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:01:25.03 ID:/zKrs/xf0
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女「さて、節分……立春だ」
男「柊鰯は飾ったか?」
女「もちろん。さて、鬼の面と炒り豆を肴に酒を飲もうか」
男「豆撒きはしないのか?」
女「風流だとは思うが、ツマミが減るのは勘弁願おう。せめて鳩でも居たら話は変わるがね?」
男「そうかい、それじゃあ鬼に棲まれるぞ」
女「なに、鬼が棲んだら鬼と晩酌を楽しむさ。私と赤鬼、どちらが酒豪だと思う? 実に楽しそうじゃないか」
男「お前ならダントツで勝ちそうだよ」
女「くくっ、キミが見ていたらなおさらね」
男「酒の強さって、人が見てると変わるものか?」
女「ああ、風情があれば酒が美味いように、酔いたくない場では酔わないものさ」
男「俺の前じゃ酔いたくないのかよ」
女「どちらかと言うと、酔えないね。くくっ」 - 334 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/23(土) 02:03:47.99 ID:P5/uj9Ln0
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2月いただきました。
男「お、豆じゃないか?」
女「今日は節分だからな」
男「それじゃ、さっそく・・・」
女「撒くんじゃないぞ?」
男「へ?」
女「それは肴だ。撒くものじゃない」
男「お前・・・節分じゃないのかよ? 風情がないなぁ」
女「ふふ・・・窓が開いているだろう? 耳をすませてみろ」
子供の声「鬼はーそと! 福はーうち!」
男「あ・・・」
女「これが風情で、最高の肴さ。さぁ、楽しもうか?」 - 335 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:12:47.19 ID:/gkFvItz0
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- 336 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:15:07.10 ID:iljCyDgP0
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- 337 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:18:08.22 ID:/zKrs/xf0
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男「おお、本格的な雛人形だな」
女「雛祭りも近いからね? 雛あられと菱餅」
男「生憎だが、3月3日は今日だぞ?」
女「ああ、だから今日も楽しむよ。だが、本来雛祭りは旧暦の3月3日に楽しむものだ」
男「お前はただ単に楽しめる日を増やしたいだけだろう」
女「酷いなキミは。純粋に趣を求めていると言ってくれたまえ」
男「雛あられをツマミに酒を呷りながら言われても説得力ないぞ」
女「そんなことはないさ。コレは趣を求めた結果だよ。ほら、注いであげよう」
男「そういうものかねぇ?」
女「そういうものさ」 - 339 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:21:24.70 ID:cSzXjF2I0
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- 343 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:31:55.54 ID:V+ZwvfoS0
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>>337
女「む、しまった。酒を飲んでる場合じゃないな、早くお雛様をしまわないと…」
男「珍しいな、お前が酒より優先するものがあるとは」
女「そう言われると私がどうしようもない酒好きに聞こえるのだが」
男「実際そうじゃないか。それよりお雛様を仕舞うのなんて明日でもいいだろう?」
女「いやいや。女の子としてそれだけは譲れないね」
男「?」
女「三月三日を過ぎてお雛様を出しておくと今期が遅れるって言うからね」
男「そうなのか?聞いたこと無いぞ?」
女「それは君がオトコだからさ」
男「そうかな?でも迷信だろ、気にすることはないと思うが」
女「じゃあ責任はとってくれるかね?」
男「ぶっ、責任っておま…」
女「くくっ、冗談だ。そんなことより片付けを手伝ってくれないかね?」
女「(ここで逃げてしまうなんて、やれやれ、私も大概臆病だな。)」 - 344 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/23(土) 02:40:24.02 ID:P5/uj9Ln0
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男「お前ってさ、酒で大変なことになったことってないのか?」
女「・・・ふむ、一度だけあるな」
男「へぇ、どんな時だ?」
女「君と出会う前さ。ちょっとしたことがあってね、やけ酒だ」
男「へぇ、お前がつぶれるなんて珍しいな」
女「くくっ、何を勘違いしている?」
男「はい?」
女「飲み放題で店の酒を飲みつくしてな・・・店主が泣いて謝ってきた」
男「それはなんというか・・・可哀想だな・・・」
女「悪いことをしたと思っているよ。さぁ、過去を肴にして、一杯いこうか?」
男「反省していないだろ、お前」 - 345 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:42:23.02 ID:/zKrs/xf0
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男「なあ、桜の季節にしては遅くないか?」
女「時期外れ? くくっ、ソメイヨシノなら確かにもう少し早い方が見ごろだね」
男「ほう、これは、しだれ桜か」
女「ああ、個人的に7分咲きの今が見ごろだよ。さて、茣蓙を敷いて一杯呷ろうか?」
男「おいっライト消すなって!」
女「なに直になれるよ。この月明かりで飲むから美味いんだろう?」
男「全く、ほら風が強いから上着着ておけ。てか、月もちょっと雲に隠れてるぞ?」
女「月に叢雲 花に風と言うじゃないか。第一――おや? 見事だね」
男「おお、桜吹雪」
女「ほら、こういう方が風情があっていいものだろう?」 - 346 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:44:58.40 ID:HrT11dMoO
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ちょっとずれるけど
みんな小噺投下する時何か方向性きめてたりする? - 348 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 02:57:36.65 ID:V+ZwvfoS0
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- 349 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:03:36.21 ID:/zKrs/xf0
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>>346
女の好意が見え隠れするように
もちろん風情を楽しんでいるだけのSSもあるけど
女「さあ、端午の節句だ」
男「粽に柏餅、鯉幟に鎧兜。酒の肴が多いじゃないか」
女「その通りだ。特に刀はいいね。粽を片手に太刀を眺めながらの一杯。なかなか粋だろう?」
男「だから、酔いながら刃物を持つな」
女「端午の節句くらい許してくれたまえ。ほら、この乱れ波文。ゾクゾクするだろう?」
男「何がいいんだか、武器だぞ?」
女「血を吸う定めにあるからこそ、美しく感じるのだよ。西洋の剣にはない趣だと思わないか?」
男「わかんねぇなぁ」
女「まあ、隣に来たまえ。なに眺めていれば、直に魅入られるさ」
男「はいはい、柏餅片手につき合いますよ」 - 351 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:14:14.47 ID:/gkFvItz0
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- 352 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:17:47.49 ID:HrT11dMoO
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男「夕立やんできたな。そのうち晴れるだろ」
女「だな。では呑む準備をしようではないか。
雨上がりの空気は澄んでいて綺麗だ」
男「そして澄んだ空気が今日の肴ってことかw少し無理があるがいい考えだなw」
女「いつもより察しがいいな。分かったならそこのテーブルを運んでくれ。」
男「了解っ」
- 353 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:19:27.21 ID:/zKrs/xf0
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女「見てみたまえ。いつの間にか青田になっているぞ」
男「おー本当だ。田植え何時の間にやったんだか」
女「まあ、今時手で植えることはまずないからね。仕事が速いよ」
男「で、青田を肴に一杯か」
女「ああ、楽しみだろう? これらが日本酒になるんだぞ」
男「なんかそれ、酒を肴に酒飲んでないか?」
女「この期待する気持ちを肴にしてるといってくれたまえ」
男「はいはい、そうですか」
女「ほら、キミにもこのワクワクを分けてあげよう」
男「甘酒? おっコレは美味しい」
女「くくっ、収穫が楽しみになっただろう?」 - 354 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:31:43.49 ID:/zKrs/xf0
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男「何でわざわざこんなところに……」
女「七夕だからな」
男「だからって崖の上か? 意味が解らん」
女「なに上を見たまえ。すぐに納得するさ」
男「?…………すげ」
女「だろう? これが本当の満天の星空という奴さ。それに高いところの方が、織姫達も願いを見つけやすいだろう?」
男「いや、たった十数メートルなら変わらないだろう」
女「浪漫のない男だなぁキミは。ほら、こっちにきたまえ。背中合わせに酒を飲もうじゃないか」
男「はいはい。キツい酒はよしてくれよ」
女「ああ、わかったよ」 - 356 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:42:00.90 ID:/zKrs/xf0
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男「あちぃ~、だりぃ~」
女「そうか、今は汗を流したまえ。この暑さを乗り越えた先にある風呂とビールが待っているぞ」
男「うが~……そうだ、銭湯行こうぜ。たまにはゆっくりと風呂に浸かりたい」
女「おお、それはいいね。風呂上りに風鈴の音とビールと枝豆。実に風流じゃないか」
男「豚の蚊取り線香と団扇があれば完璧だな。あ~っクーラー我慢するかぁ」
女「そうだね、それがいい。なんだ、君も趣というのが解ってきたのかね?」
男「ん~、とりあえず、今我慢した方が美味い酒が飲めるのは激しく同意できるな」
女「くくっでは、今は風鈴の音だけで我慢するか」
男「ああ、そうだなぁ~」
女「うむ、いい音色だ」 - 357 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:51:29.24 ID:/zKrs/xf0
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女「やあ、台風で電車が止まったようだね」
男「ああ、そうみたいだな。こりゃ会社は休みだな」
女「そうかね? 私も有給を取ったよ。では二人で台風を肴に酒を飲むかい?」
男「そうだな。明日に響かない程度なら付き合うよ」
女「そうか、それはありがたいな……おお、一段と強い風だな」
男「何か飛んでなきゃいいけどな。というか、帰るのも大変そうだ」
女「そうだね。けれど安心するといい。台風は後数時間で駆け抜けるそうだよ」
男「まあ、ずっと留まってられても困るけどな」
女「私としてはがんばって留まって欲しいがね? 肴に逃げられる気分だよ」 - 358 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 03:55:00.23 ID:Yo+tEnrE0
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……よく読んでないが、遊ぼうか。
男「よう」
女「よく会うな」
男「ここは何でもあるからなぁ」
女「酒に肴に、それに粋もある」
男「ついでにいい女も、か」
女「ほう、君にしてはなかなかいいことを言う」
男「本心さ。一杯奢らせてくれるかな?」
女「酒を嗜むに、金は要らぬ。持つべきは盃を交わす友と言うことか」
男「スクリュードライバーを」
女「ほう、しかし私はそんなカクテルで籠絡されるほどヤワではないぞ」
男「伊達にレディキラーというわけじゃない。別の意味で、な」
女「……これは、一本取られたか。流石、名に恥じないな」
酒とか詳しくないんだよな…… - 360 運動会 2007/06/23(土) 04:06:24.16 ID:V+ZwvfoS0
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女「ところで男…」
男「駄目だ」
女「まだ何も言っていないのだが?」
男「どうせ酒が飲みたいというのだろう?耳にタコができるぞ」
女「いや缶ビールの一本ぐらい…」
男「女君、俺たちが何に来ているか忘れたのかね」
女「地区の町民運動会だが?」
男「おまえ酒飲んで運動する気かよ」
女「…ねえ、せめて一本」
男「だめだと言ったらだめだ。お前のために言ってるんだぞ」
女「ふんだ、男君のケチ」 - 361 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:07:42.17 ID:Yo+tEnrE0
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男「よう、今夜も盛況かい?」
女「ああ、やってるよ。で、その包はどうした?」
男「持ち込みだよ。まあ、なんか気に入っちゃったモンで」
女「どれどれ……シュワルツカッツ。ドイツ産の白ワインだな」
男「可愛いだろ」
女「その言い回しは粋だがな。どうせ、ラベルのことを言っているんだろう?」
男「歳くった黒猫って、お前にぴったりだと思ってな」
女「言い得て妙だがな。しかしよく見ろ。このワインは、まだ若いぞ」
男「おっと、それは盲点だったな」
女「それに、飲んでみれば解るが、シュワルツカッツは甘口のワインで知られている……うむ、鮮烈な果物のような味わいがあるな」
男「相変わらずウンチクが絶えないな。安物だってのに」
女「安いから悪い酒というわけでもない。特にこの酒は……知っているか? 黒猫の腰掛けたシュワルツカッツの樽は、名酒になるといわれているらしい」
男「へぇ」
女「かくして、この酒は名酒となったわけだ。お前の言うとおり、私が年老いた黒猫ならばな」 - 362 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:10:24.66 ID:/zKrs/xf0
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女「そこの小学校で運動会をやっているようだね」
男「運動会か、懐かしいな」
女「あの独特の興奮と一体感は、青春時代でしか感じることが出来ないからね、懐かしく思えるものさ」
男「あ、ピストルの音」
女「ああ、あの火薬の匂いも懐かしいね」
男「で、火薬の薫りを肴に飲むのか?」
女「いやいや、子供達の歓声と胸中の懐かしさを肴に飲もうか」
男「それはいいな、ツマミ買ってくるよ」
女「ああ、すまないね。出来るなら出店で綿菓子や林檎飴を頼む」
男「ああ、わかったよ」 - 363 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:21:12.26 ID:/zKrs/xf0
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男「ん、特に肴が見当たらないんだが、なにを肴に呑んでるんだ?」
女「神の留守だよ。太陰暦の10月は出雲大社に神々が集まって、留守にするそうな」
男「そんな気分すら肴にするのか」
女「なに、風情というのは心の持ちようで変わるものさ。綺麗だと思うから綺麗になるのだよ」
男「そういうもんか? 何もないのに騒いでるだけじゃなくて?」
女「そういうものだ。だから呑もう。キミと呑めば、肴が増えるだろう?」
男「まったく、仕方がないな」
女「くく、そういいつつも、しっかりと付き合う君は好きだよ」
男「さいですか」 - 364 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:22:05.92 ID:Yo+tEnrE0
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男「今日のつまみは、やけに重量級だな」
女「ビールには豚キムチだろう」
男「よくそんなんで、その体型を維持できるもんだ……羨ましい」
女「酒を嗜むためには、如何なる努力をも厭わん。適度な運動をこなした後のビールは、格別だろう?」
男「どれくらいが適度かは知らんけど、スポーツジムに通うわけでもないし、外回りで汗かくくらいしかないぞ」
女「ふふ、ならばこれはやれないな。お疲れなら、もっと染みるような酒がいいだろう。たとえば……店長、彼にあれを」
男「……なんだこれ、花が入ってるな」
女「焼酎に漬けてある。いい香りだろう?」
男「確かに。それにキレイだけど……飲めるのか?」
女「もちろんだ。それは月下美人。なかなか粋な計らいだろう?」
男「なんで?」
女「……ワビサビの解らんやつめ」
男「お、けっこういける」 - 365 2-1 2007/06/23(土) 04:23:31.15 ID:gjlNXt7h0
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女「やあ、男。いらっしゃい。」
男「あれ?今日は素面か?」
女「ああ、酒を切らしてしまってね。
年末年始と調子に乗りすぎてしまったようだ。」
女「それで、ちょうど酒もないことだし、今日は休肝日にしようかと思ってね。」
男「珍しいこともあるもんだ。」
女「まったくだ。」
女「しかし、常時飲んだくれていては酒のありがたみも薄れるというものだ。
たまに飲まない日があるからこそ、飲んだときの喜びもひとしおなのだと思うんだ。」
男「そういうもんかねぇ・・・。」
女「そういうものさ。
さ、男。少し外に出るから付き合ってくれ。」
男「おう。どこへ?」
女「駅前の酒屋。今日、飲まなくても明日の分は買っておかなきゃね。」
男「結局それか。」 - 366 2-2 2007/06/23(土) 04:27:10.67 ID:gjlNXt7h0
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男「う~、さ、寒い!」
女「さすがにこの寒さはこたえる。
普段は酒で火照ってるからまだいいが、素面だと体感温度がまるで違うな。」
女「・・・さっきの話だけれど。」
男「ん?」
女「飲まない日があるからこそ、酒の良さが分かるって。」
男「ああ。」
女「あれは酒だけに限った話ではないんだよ。」
女「今日みたいな寒い日だからこそ、分かることもある。」
女「・・・・・」
男「・・・・・」
女「君の手があたたかい。」
男「・・・うん。」
女「ふふふ。私がこんなことを言うなんてガラじゃないかな?」
男「・・・いいんじゃねーの?酒も入ってないんだし。」
女「ははは。そうだな。酒も入ってないんだし。」
女「少し遠回りをしていこうか。急ぎすぎてはこの時間がもったいない。」 - 367 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:29:48.08 ID:/zKrs/xf0
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女「今日はクリスマス・イブか」
男「ってことは、今日はシャンパンか」
女「ああ、もう買って来たよ」
男「相変わらず酒だけは目がないな」
女「くくっ、しかし、肴が今ひとつ物足りないね。ああ、雪でも降らないものか」
男「ああ、確かにホワイトクリスマスなら、それは風情がある」
女「遠くからベルの音が聞こえるのもまた一興」
男「それもいいなぁ」
女「しかし、寒いね。暖房を付けていても震えそうなくらいだよ」
男「ああ、この調子なら雪が降るかもって、なに呑んでんだよ」
女「む、体を温めようと思ってね」
男「それ今日のシャンパンじゃねーか。呑むな!」
女「仕方がないなぁ」
やっと終わった
寝る - 368 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:30:38.19 ID:V+ZwvfoS0
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- 370 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:33:29.99 ID:gjlNXt7h0
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- 371 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:36:35.88 ID:V+ZwvfoS0
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- 372 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:38:11.03 ID:gjlNXt7h0
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- 373 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:41:26.13 ID:Yo+tEnrE0
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男「お、なんか今日はいい匂いがするな」
女「クリスマスだからな。たまには豪勢に、七面鳥の詰め物焼きをな」
男「一人で食うのか?」
女「まさか。今宵、きっと一人で寂しかろう若者がここへやって来るのを予想していたのさ」
男「ありがとよ、こんちくしょい」
女「……しかし勿体無い」
男「ターキーの内臓がか?」
女「……お前のようなニブチンが、よくも女を泣かせないものだ、とな」
男「誰が鈍いって? そういうのが無いわけじゃないんだけど……こういう日まで仕事やってるようなトコだし、気を遣われるのは心苦しい」
女「阿呆め……まあいい。今日は飲み明かそうか。シャンパンを開けてくれ」
男「いつもは進んで開けるくせに……ま、いいか。お前さんと飲むの、嫌いじゃないぜ」
女「奇遇だな。では、聖夜に……」
男「聖夜に食われる哀れな七面鳥に」
女「ムードもへったくれも無いな」 - 375 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:52:22.28 ID:V+ZwvfoS0
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>320
一月(睦月) >326 >329 >>365-366
二月(如月) >333 >334
三月(弥生) >337 >343
四月(卯月) >345
五月(皐月) >349
六月(水無月 ) >353 >352
七月(文月) >354
八月(葉月) >356
九月(長月) >357
十月(神無月) >360 >362
十一月(霜月) >363
十二月(師走) >367 - 376 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:52:25.97 ID:Yo+tEnrE0
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男「うお、煙たっ」
女「ん、いい時間に来たな」
男「何で七輪がこんなところにあるんだよ」
女「秘蔵のアタリメだ。いいだろう」
男「まぁ、煙たくてそれどころじゃないんだが」
女「これがいいんだ。この煙たさこそ、七輪。そしてアタリメ」
男「俺にはその神経が理解できねぇよ」
女「あつぅ……うむ、やはり日本酒が合う。この香ばしさに、米酒の香りがなんとも……」
男「オッサンかお前は」
女「ああ、なんとでも言うがいい。この瞬間のために、生きているといっても過言ではない」
男「うわぁ、しょうもねぇ生き甲斐だぁ……あ、俺シシャモね」
女「む、それも美味そうだな」
男「おい、生き甲斐はどうした」
女「時代は常に動いているのだ」 - 377 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 04:56:13.68 ID:gjlNXt7h0
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- 378 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 05:04:42.69 ID:Yo+tEnrE0
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男「そういやさぁ。日本酒に合うものって、魚が多いよな」
女「そもそも和食には、肉を使うものが少ないように思えるな」
男「鯖味噌は」
女「日本酒だな」
男「ローストビーフ」
女「ビールかスコッチだな」
男「鮎の塩焼き」
女「日本酒だな」
男「肉じゃが」
女「得意だぞ」
男「……ん、気のせいか、話がそれてないか?」
女「なんだ、もう酔ったのか?」
男「いや、そういうわけじゃないけど……」
女「安心しろ。寝こけてもちゃんと朝には起こしてやる」 - 385 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 07:05:32.72 ID:8Th/pugRO
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前から疑問なんだけども
なんで、クールってのはこんな言葉使いなの? - 387 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 07:24:15.10 ID:2adXqZqgO
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穂酒がてらに…微妙なので勘弁…
女「いらっしゃい」
男「今日は土産を持ってきた。」
女「八海山、越後三山の一つと同じ名か。早速、頂くとするか。肴は…」
男「何か作ります?」
女「いや、結構。肴はもうある。」
男「八海山を想像しながら…ですか。」
女「そうだ。春は若葉、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪化粧…四季移り変わりを思いながらな。」
男「どこの山でも同じじゃないか。」
女「まったく…酒名と同じ山を思うからこそ、意味があるのだよ。」
男「そういう物なのか?」
女「フフッ…そういう物なのだ。まぁ、飲もうじゃないか。君の土産を。」 - 388 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 07:32:10.47 ID:OZlHaSYRO
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穂酒
鰹だしの香りはいいものだ
と、蕎麦屋の前からネタ振り - 395 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/23(土) 08:33:38.34 ID:76Jo31GS0
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- 398 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 08:55:24.96 ID:PbsPA+0V0
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>>385
3 :愛のVIP戦士 :2007/01/30(火) 22:31:52.27 ID:Bklb0JGSO
前から思ってたが、なんでクールだとそういう喋り方になるんだ?
普通に喋ってくるた方が萌える
4 :愛のVIP戦士 :2007/01/30(火) 22:39:15.59 ID:0Fb/jlUM0
>>3
「クール」な性格が書けないから、記号化してるだけ。
こういう喋り方でしかクールを表せないのは書き手がたんに下手だから。
まあ、読解力皆無のあほの子相手だと、記号化して書いてやらんと伝わらんって面もあるが。 - 400 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 09:08:03.55 ID:zm0d8WHR0
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描いた。ついでに呑んだ。
http://pict.or.tp/img/8187.jpg
朝っぱらから何呑んでんだ俺は。。。
- 401 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 09:09:47.34 ID:HrT11dMoO
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- 402 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 09:19:37.38 ID:HrT11dMoO
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買い物後
男「デパートの中とは違って外は暑いなぁ。いまからどうする?」
女「蕎麦酒で晩酌しながらの蕎麦ってのも季節感が有って良いな。
特に揚げ蕎麦なんかは酒の最高の肴じゃないか」
男「はいはい、じゃああそこの蕎麦屋で晩飯にしようかね。」
なんか違う_| ̄|○ - 411 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 11:13:36.26 ID:XXDYQV/p0
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女「今日は珍しいものが手に入ってな、これを肴に飲もうじゃないか」
男「何?また珍奇なものを手に入れてきたんじゃないだろうな?」
女「なに、大したことはない、ただの魔道書だ。とは言っても現実には魔道書の解説本のようなものだが」
男「お前がそんなファンタジーに興味があるとは思わなかったよ」
女「幻想だの現実だのそんなものはどうでもいいじゃないか。結局、私にとっては肴になるかならないか、それだけだ。
そうだな、なんなら学生時代の君の失敗をいくつか肴にしてもいいんだが」
男「・・・わかった、仕方ない、朝まででも付き合ってやるよ」
女「くくっ、またいい肴を提供してくれるな、君は」 - 422 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 12:56:22.10 ID:XXDYQV/p0
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お題でもトウカしてみる?
- 423 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 12:57:40.48 ID:/gkFvItz0
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- 425 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 13:04:16.03 ID:/gkFvItz0
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- 427 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 13:13:08.30 ID:XXDYQV/p0
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女「君はいつもいい肴ではあるんだが・・・・・・」
男「うぁ~、ひっく、なんで、なんでなんだぁ!!」
女「新鮮ではあるが、これは対応に困るな・・・・・・・」
パターン.1『泣き上戸』
女「こらこら、いい加減に泣き止まないか。 本当にどうしたらいいんだ、これは・・・・・」
男「うぁ、どうせ俺なんかどうせ俺なんか」
女「!おい、そんな強い酒を手酌・・・いや、ストレートで!」
男「うるさい!! 俺なんかもうどうなってもいいんだ!!」
女「こ、この大馬鹿者!!」
ぱぁん!!
女「どうなってもいいわけがないだろう!! 君がどうにかなったら私がどうにかなってしまう!!」
男「う、うわぁぁぁ、女が叩いた、叩いたぁぁ!!」
女「・・・・・・あぁ、まだ子供のように泣いてくれたほうが可愛げガある。 酒で君が破滅したんじゃ私はこの世の楽しみを全て失ってしまうからな」
男「女・・・すぅ、すぅ・・・」
女「ふむ、酔った人間とは気楽なものだな。 全く・・・・・・人の膝の上で無邪気な寝顔を晒して・・・・・・たまには悪くないかな、こんな手酌酒も」 - 429 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 13:25:01.91 ID:lp3pm808O
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携帯からだとサイズでかくて絵が見えない(T_T)
- 430 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 13:26:51.53 ID:0Xw+IpEoO
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- 432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 13:34:59.69 ID:HrT11dMoO
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飲み屋にて
女「ははは、それはおかしいなぁ」
男「なぁ、そう思うだろ?」
老人「最近は若い人もこの店に来るようになったんだねぇ。」
女「そうですね。雰囲気が好きなんで」
老人「この店はね・・・・空襲から奇跡的に逃れたお店でね。その頃から全然変わって無いんだよ」
女「へぇそうなんですか。おじいさんはその頃からいらしてたんですか?」
おじいさん「そうだね。その頃は―――中略―――と言う訳なんだよ。ではそろそろ帰らせて貰おうか」
女「はい、お気をつけてお帰りください」
ガチャ
男「よく我慢して話聞いてたな」
女「なぁに、自分の知らない時代を生きた人の話を肴にしながら酒を飲むのもまた一興じゃないか」 - 434 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 13:53:15.42 ID:XXDYQV/p0
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女「君の笑顔は実にいい肴ではあるんだが・・・・・・」
男「あははははははは、女ぁ、あはあははははははっははははははは」
女「君は飲む酒によって上戸までも変わるのか?」
パターン.2『笑い上戸』
男「あははははははあはははははははははははは」
女「時に男よ、笑っているのもいいが私の話を・・・・・」
男「ははははあははは、あははははっ、はははああははははは」
女「私の話も聞いて・・・・・・」
男「あーっはっはっはっはっは、あははっははは」
女「男、いい加減に笑い上戸にも限度というものが」
男「あはははははは、ははははh」
ゴンッ!
女「はぁはぁ・・・・・・つい、一升瓶で頭を殴ってしまったが・・・・・・・む?以前の私ならこんな状況も肴になっただろうに。 何故私はこんなに不愉快なんだ?」
- 435 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:10:12.71 ID:lW9TD1J1O
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- 437 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:17:16.53 ID:sOsPqKoY0
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……援護
男「どうでもいいけど、お前は酔わんよなぁ」
女「冷める事を言うね。これでも回っているんだよ。足元など、もう怪しい」
男「あ~、そんな言うならわざわざ片足立ちとかするなよ、危ないな」
女「いいじゃないかね。倒れる前に支えてくれる人間が近くにいるんだからなぁ」
男「あんまり期待するなぁ。俺もけっこうやばい。なんつーか、お前に付き合うといっつも二日酔いだ」
女「仕方がないだろう? 酔ってる君は、なんというかこう、可愛いんだから」
男「おまえ、絡み酒だったっけ?」
女「からかってるだけだよ。君はいちいち反応がいいから困る」
男「酒の勢いで押し倒しちゃうかもだぞ」
女「それも一興。酒の良し悪しを楽しむことも経験さ。君は、満足させてくれるのかな?」
男「これだもんなぁ……そんな気分にはならねえよ。ゆっくりグダグダ風に当たってるのがいいんだろ?」
女「ふふ、君らしい。しかしナンだね。その風も少し冷えてきた。悪いが肩を借りてもいいかな?」
男「はいはい、まあその内、暑くなるんだろうけどな」 - 440 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:33:23.67 ID:sOsPqKoY0
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女「ふぅ……」
男「珍しいな。ここで溜息なんて」
女「ん、私だって溜息くらいつくさ。悩みの無い人間が居るとでも思うのかね?」
男「なんでオッサン口調なんだよ」
女「まあ、なんでもないよ。ただ、こうして……焼けるような芋の湯割りを、梅干と一緒にいただいていると、こうもなる」
男「だから、何処のオッサンだよ……しかしまぁ、湯割りグラス片手に溜息つくのも、なんていうか絵になるな」
女「将来の夢が、酒の似合う女だからね。なかなか堂に入っているだろう?」
男「まあ俺はコーヒーだけどな」
女「水を差すな。香りが邪魔して情感に浸れないじゃないか」
男「知るかよ。お前に付き合ってたら、帰れなくなる」
女「帰らなくてもいいじゃないか」
男「よかないよ。仕事があるの、仕事」
女「つまらんなぁ……ふぅ」
男「今更ながら、酒臭いなぁ」 - 442 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:45:56.62 ID:XXDYQV/p0
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上戸ってあとは何があるだろう?
絡み上戸と怒り上戸しか思いつかない。 - 443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:50:11.67 ID:sOsPqKoY0
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ところで俺のIDを見てくれ。こいつをどう思う?
男「今日は鯖味噌か。居酒屋みたいだな」
女「しかし酒はシェリー酒」
男「合うのかそれ?」
女「もともとシェリー酒は白ワインがベースなんだ。だから魚に合わんこともないのさ」
男「そうなの。でも、食前酒じゃなかったっけ?」
女「固定観念にとらわれるのはよろしくない。多少、辛口だけど、後味がさっぱりとしているからな。濃い味の魚料理を肴に飲むのにいい」
男「つくづく、仕草がオッサン臭いよな」
女「そのうち、気にならなくなるよ。酒を楽しむのに、身振りは要らない。美味い酒と美味い肴があれば、あとは静かでも騒がしくてもいい」
男「ちょっとは身振りに気を遣ってくれ。スカートがはだけてるぞ」
女「むぅ……これは気付かなかった。いいもの見れたな」
男「そういうところが、オッサン臭いというに……」
ネタが無いので、ここいらにて。あービール飲みてぇ - 444 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:50:28.03 ID:oIu5ChED0
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居びたれ上戸 鶏上戸
- 446 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/23(土) 14:58:30.15 ID:0kDRMc1b0
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笑い上戸
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